この秋より新たにブーツのお取り扱いが始まります。靴の街、神戸に工房を構えるAREZZO(アレッツォ)のブーツは、熟練の職人たちが、日本人の足に合うようにと、木型から研究して作られているので、履きやすさはお墨付き。秋冬シーズンに向けて、ブーツの制作をオファーした当店用にブランドが作ってくれたのは、防寒としてはもちろん、レインブーツとしても履ける一足です。
チープに見えないデザイン

こちらのブーツは、天然皮革のような風合いの人工皮革を使っています。革の色にうっすら濃淡があるので、履き込んで味が出てきたヴィンテージブーツのような雰囲気です。

つま先はほっそりとして見えるアーモンド型。甲部分は切り替えのない一枚仕立てなんですが、これが甲のカーブをより滑らかに見せてくれて、仕立てのいい靴と同じような高級感が出ているんですね。
歩きやすさと履きやすさへのこだわり

見た目の良さだけではなく、機能性が高いのも、このブーツの特徴です。

こちらの画像で見ると、ソール部分が2層になっているのがわかると思いますが、地面に触れる灰色の部分は、「シルバークレープ」と呼ばれる国産のゴムソールを使っています。
シルバークレープの特徴の1つに、摩耗しづらいという点があります。ソールが減りづらいのは嬉しいポイント。でもその分、ソールが硬くて歩きづらいのでは?という懸念があったのですが、このシルバークレープは、同時に屈曲性とグリップ性にも優れているんです。

ソール部分がこの通り、柔らかいので、歩く際の蹴りだしもスムーズ。グリップ性も強く、歩く際に地面をぐっとつかんでくれるので、雨の日でも滑りにくいという、機能性の高いソールなんですね。

サイドゴア型は紐靴よりも履きやすいとはいえ、デザインを重視するあまり、ゴム部分が硬くて足入れ口がなかなか広がらないものも多くあります。でも、AREZZOのブーツには、かなり伸縮性の高いゴムが使われています。

片手でかかと部分を押さえるだけで、足がスポッと入るので、履いたり脱いだりが億劫にならないんです。

ヒールの高さは3cm。ぺたんこ靴よりも疲れにくいだけではなく、少しだけスタイルが良く見える絶妙な高さです。
レインブーツとしても履ける

合成皮革の上に、防水シートを貼り付ける加工を施しているので、レーンブーツとしても履けるのが、このブーツの最大の特徴です。シートを貼り付けていると聞くと、履いていくうちにはがれないかが心配になるのですが、その心配はないとの事。
靴のステッチ部分にも、アクアブロッカーという防水加工が施されており、縫い目から水が浸入するのもきっちり防いでくれるんです。
ブランド側で、3時間ほどこのブーツを水に浸すテストをしても、浸水しなかったというので、生活防水機能はしっかりあると思います。
サイズに関して

サイズはS、M、Lの3サイズあります。
Sサイズ・・・22.0cm〜22.5cm。ワイズ21.2cm。
Mサイズ・・・23.0cm〜23.5cm。ワイズ22cm。
Lサイズ・・・24.0cm〜24.5cm。ワイズ22.8cm。
秋から冬にかけては、厚手の靴下やタイツを穿くことが多くなるので、一般的なサイドゴアブーツと比べると、横幅に若干ゆとりを持たせています。足の幅が狭く、甲が低い方は、インソールなどで、調整するのがおすすめです。

見た目と機能性の両方が備わったブーツが税抜8800円という買いやすい価格なのにも驚きました。巷にはもっと安い靴もたくさんありますが、メイドインジャパンにこだわり、職人がハンドメイドで仕上げる靴としては、ギリギリの価格。それでも、たくさんの方に、自分たちのこだわりを詰め込んだ靴を履いてほしいという気持ちが強いのだそう。
そんな職人のこだわりが詰まった、当店限定のこのブーツ。寒い日だけではなく、雨の日も足を快適にキープしてくれるので、「履くものを変えると気分が上がる」ことを、きちんと証明してくれると思います。