ほとんどのホットサンドメーカーは、1枚の食パンの上に具材を乗せて、もう1枚で挟む仕様。つまり食パン2枚+具材を使うわけですが、ひとりで食べる場合はボリュームがあり、見た目以上にハイカロリーです。

ひとり分にちょうどいい、美味しいホットサンドを簡単に作れるようにしたい。そんな思いから作られたのが燕三条のキッチン道具メーカー「4w1h(ヨンダブリューイチエイチ)」が作る「ホットサンドソロ」です。
食パン1枚で、簡単に作れる

このホットサンドソロが革命的なのは、食パン1枚でホットサンドが作れるというところ。寝起きの身体にはちょうどいい量なので、朝食にぴったりです。

作り方は簡単。お好みで食パンにバターやマーガリンを塗り、真ん中に具を乗せ、ホットサンドソロにセットします。

両面を2〜3分ずつ焼きます。本体はツートーンからーで片面ずつ色が違うので、他のことをしながら調理することが多い朝でも「こっちの面って焼いたっけ?」とならないところも、気が利いているポイントです。

焼き上がりはこんがり!油を敷いたりしなくても、全く焦げ付くことなくスルンと取り出せます。波型状の口の部分が、パンの耳をぎゅっと圧着してくれるので、耳までカリッと食べやすく仕上がります。
折りたたむからこそ、手間いらず

素晴らしいなと思ったのは、この「食パンを折りたたんで具を包む」という仕様。食パンを半分にカットする必要がない上に、4辺ではなく3辺だけを閉じるので、その分具材をたっぷり入れることができます。

この形にたどり着くまで、様々な試行錯誤があったそうです
「食パン1枚でホットサンドを作る」ということを考えると、つくり手としては、普通は食パンを半分にカットして4辺を閉じるデザインで生産した方が簡単です。でも、忙しい朝には食パンをカットしたりする時間さえもったいない、なるべく手間をかけずに作れるようにしたい、というつくり手の思いがあり、数々の試作を経てたどり着いたのがこの形です。
パン切り包丁やまな板などの余分な洗い物も出ず、このホットサンドソロひとつで完結するというのが嬉しいですよね。
お子様でも食べやすく、作りやすい

写真では具材が見やすいように半分に切っていますが、カットしなくてもそのままで食べやすいサイズです
ホットサンドソロで作ったホットサンドは、食べやすいのも特徴的。波形の口が耳をしっかりと閉じてくれるので、中の具がこぼれにくいんです。また、1/2サイズになった食パンは、片手で持てて、大きな口を開けなくても食べられるので、小さなお子様でも服や手を汚さずに食べやすいですよ。
包丁を使う必要がなく、好きな具材を入れて楽しめるので、お子様と一緒に作るのもおすすめ。ご家族そろって楽しんでいただきたいホットサンドメーカーです。

「4w1h」は、「燕三条キッチン研究所」という、メーカーとクリエイターとが共同で開発するキッチン道具ブランドです。燕三条で長年ものづくりに携わってきた金属加工メーカーと、ブランドプロデューサーやプロダクトデザイナーらが、「そのデザインは本当に暮らしに合っているのか?」を問い直し、暮らしの基本となるキッチンツールを開発しています。人々の価値観やライフスタイルがどんどん変わる中、これまでの当たり前を根っこから問い直し、本当に使いやすいものを探求しつづけています。

こちらは、いろんな具材で作ったところ。ハム+レタス、ゆで卵+レタス、ハンバーグ、ポテトサラダ、中身を選ばず美味しく仕上がりました。おすすめは夕食を少しだけ翌日のホットサンド用にとっておくこと。わざわざ具材を用意する手間がかからず美味しく作れるので、マンネリ化しやすい朝食も毎日楽しみになりそうです。