南米コロンビアの奥地、電気も水道も通っていないような場所に暮らす、ワユー族という人々がいます。その女性たちが、ひとつひとつ手編みするバッグ「ワユーバッグ」。もともと母から娘へ編み方が教えられる、伝統的なものでした。

そんなワユーバッグを日本人の体型や感性に合わせて、リデザインしたブランドが「ワユーラ」です。南米らしい柄・色使いに目が行きますが、実際に使ってみるととても機能的で、普段使いに最適なバッグでもありました。

伝統のバッグを日本人のためにリデザイン

軽くて洗える2wayバッグ

ワユーバッグは、アクリルを編んで作られます。一つのバッグを作るのに約3週間はかかり、非常に根気のいる作業なのだそう（簡単に編み手を増やせるものではないんですね）。

そもそも、ニットのバッグを使ったことがある方は、あまり多くないのではないでしょうか？

2021年登場の新柄モス

「織り」ではなく「編む」ニットの場合、ずっしりと重くなるケースもありますが、ワユーバッグは約290gと軽量。アクリル糸なので丈夫なうえに、汚れが気になったら洗うこともできます。

このバッグ、底は丸型です。

モスは底も凝った編み方になっています

円柱型でニット素材なので、見た目以上に荷物が入り、マザーズバッグとして愛用する方も多いとか。

そして、ニットバッグの何よりのメリットが、持ちやすいところ。

「持ちやすさ」を「このバッグふわふわしている」と表現したスタッフがいました。その理由は、本体からストラップまですべて手編みニットなので、革や布製のバッグに比べて、衝撃を吸収してくれるということだと思うんですね。

肩への食い込みも少なく、バッグが身体に当たったりしたときの衝撃もソフト。それが「荷物が重くてもなんか持ちやすい」という感覚につながるのだと思います。

肩掛けもハンドも安定感のあるストラップ

現地で売られているワユーバッグは、ストラップが異常に長かったり、柄もド派手なものが多いそう。
こちらは日本人向けにリデザインされているので、サイズ感や仕様、柄のデザインも洗練されています。内ポケットがついているのも日本仕様ならでは。

日本のバッグにはないデザインですが、エスニック感が強すぎることもなく、バッグとして機能的なところがワユーラの魅力。

荷物が少ない時は、ストラップを中に落として、口元を織り込むこんな持ち方も。

キャンバストートのような感覚で、シーズンを問わず長く愛用できるバッグになることと思います。お洗濯の際は、洗濯機の手洗いモードで、ネットに入れて洗ってくださいね。

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