こんにちは、バイヤーの中井です。
こちらのコラムでは、「ノルディックスリープ/ピロー」のお手入れ方法をご案内いたします。

ご自宅の洗濯機で洗えて、中材に特殊な素材を使っていることからへたりにくいのが嬉しい枕ですが、「洗濯はどのくらいのペースでするのが良いのか？」、「使っているうちにどうしても少しへたりが気になる」という方もいらっしゃるかもしれません。ふわふわ感をなるべく持続し、気持ち良く眠るためのお手入れのコツをお伝えします。

洗濯頻度や、乾燥機がない場合の外干しの時間の目安は？

洗濯頻度について

洗濯機で丸洗いでき、乾燥機も60度以下でご使用いただけるこちらの枕ですが、洗濯頻度は3～4か月に1回程度、季節の変わりめに洗濯するのがおすすめです（柔軟剤、酵素洗剤のご使用はお避け下さい）。

耐久性が高いので、もっと洗濯頻度が高くても、洗濯によって中材や外生地が傷む心配はありません。もしこまめに洗いたいという方もご安心くださいね。

ノルディックスリープはネットに入れての洗濯を推奨されていまして、その理由は、万が一洗濯中に生地に傷がついて中材が飛び出てしまうことがないよう、予防のためにおすすめされているそうです。大きめのネットは100円均一ショップなどでも手頃に手に入れることができます。

外干しの時間の目安と、きちんと乾いているかの見分け方

乾燥機をお持ちでない方の場合、外干しされる方もいらっしゃると思います。

朝洗濯機で洗って陰干ししていただき、夕方には中まで乾きますが、中まできちんと乾いたかどうかは、重さと膨らみ加減で違いを感じていただけると思います。中が乾いてないと水分で重く、枕の膨らみもいつもと比べて少ないので、干す時の目安にしてみてください。

ちなみに陰干し推奨の理由は、耐熱が60度までだからだそう。夏場は気温が40度近くなり、床に近いと60～70度を超える場合もありますので、中材のフォスフレイクスの品質に影響がないように、天日干しではなく陰干しをお願いいたします。

黄ばみの予防・こびりついた黄ばみの落とし方

黄ばみは、汗、皮脂、スキンケアによる化粧水や乳液などが主な要因です。黄ばみの予防や、ついてしまった黄ばみを落とすには、簡単な「プレウォッシュ」をいただくのがおすすめです。

プレウォッシュとは、国内外のトップアーティストのライブ衣装のクリーニングなどを手がける「リブレヨコハマ」の洗濯ブラザーズさんがおすすめしている、洗濯機の前の予洗いのこと。

スプレー容器に弱アルカリ性の洗濯用液体洗剤と水道水を1:1の割合で入れて軽く振り混ぜ、汚れの気になる部分に3回程度スプレーします。15分ほど置いて、繊維の奥に残っている皮脂汚れを浮かせた状態で、洗濯機（水温は40度推奨）で洗ってみてください。

また、頑固な汚れの場合は、スプレーをした後にブラシでトントンと叩くと、さらに皮脂汚れを浮かすことができます。

もしくは、汚れの気になる箇所に直接塗布し、そのまま一晩（約12時間）放置し、洗濯機で洗っていただくのがおすすめです。

漂白剤を使ってしまうと、中材が傷んでしまう可能性がありますのでお避けくださいね。

使っているうちに、へたってきたらどうれば良いか？

こちらの枕は、へたってきたら左右に触れば復元しやすいですが、とはいえ復元力が弱くなったなと感じるかもしれません。

これは、頭を1年中乗せていることでどうしても重みによる負荷がかかっていることと、湿気が要因です。

そんな時は、乾燥機に3～4分かけてあげると、中材に空気がきちんとまわってふわふわ感が復活します。もし乾燥機をお持ちでない場合は、こまめに外に陰干しすることで通気性を良くして湿気をとってあげてください。実際に試してみると、ふかふか感が復活したなと体感いただけると思います。

なお、ノルディックスリープピローはへたりにくく長持ちする枕ではありますが、一般的には枕の寿命は3～4年と言われています。もし左右に振ったり、乾燥機にかけたり干してもへたりが回復しにくいなと感じ始めたら買い替えをご検討ください。

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枕の正しいお手入れ方法やふわふわ感を持続させるためのコツをご紹介した本コラムを参考にしていただき、みなさまの睡眠環境がより快適になりましたら幸いです。

中井 明香

いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。