こんにちは、バイヤー加藤です。

私事ですが、今年も子供の卒業・入学があり、何をどう着ようかな、とそわそわしている今日この頃です。直前になってもっと早く考えておけばよかった……と焦るのですが、そんな時心強いのが、改まった装いにぴったりの上質なレザーのバッグ。丁寧な作りのバッグを持っていると、コーディネート全体が上品にまとまります。

mononoguの「リップボストン」は、まさにそんな逸品。肩がけ、手持ち、どちらの持ち方をしても絵になるようにデザインされており、パイプ状のアルミ口金を革でくるんだがま口仕様は、他のブランドではなかなかお目にかかれないシックなデザイン。見た目だけでなく、ストレスなく開閉できる機能性も嬉しいポイントです。

ジャケットやコートの上からも肩掛けOK

行事ごとだけでなく、今の季節のお出かけは、天候によってはコートやジャケットを着ることも多いもの。こちらのバッグが良いのは、持ち手が余裕を持って肩掛けができる長さにデザインされているところです。

それでいて、手に提げても収まりが良い絶妙なバランスは、他のバッグにはなかなかないポイントだと思います。持ち手が少し細めにデザインされているので、長さがあっても視覚的にすっきりして見えます。

ファスナーではないから、開閉が簡単

こちらのバッグのもう一つの特徴が、開閉部分です。口金を使用しており、開口部が大きく開きます。中を見渡しやすいので、物が取り出しやすくなっています。

移動中や行事に参加する際は、他にも荷物があったり周囲も混みあっていると、バッグの中のものを出し入れしする際にファスナーを開けたり閉めたりするのは意外に手間取るもの。ついファスナーを開けっ放しにしてしまうことも多いのですが、それではだらしなく見えてしまったり、中のものが丸見えになる心配もあります。その点、こちらはスマートにものを出し入れできるのが良いなと思います。

口金下のベロを引っ張れば、簡単に開くことができます。また、口金はアルミを使用しているので、見た目のしっかりさに反して軽いのも嬉しいポイントです。

必要最低限のものが入って見た目すっきり

手に持ったり肩に掛けると収まりの良いコンパクトなサイズ感ですが、マチを広くとってあり、収納力はしっかりあります。B5サイズのノート、長財布やペットボトルも入れて頂けます。

学校行事に参加される場合には、コンパクトに折り曲がるタイプのスリッパや、防寒対策のストールも薄手なものでしたら丸めて入れて頂けます。

革が程よく柔らかいので、ある程度かさばる物も入れやすく、形もきれいに収まってくれます。

クラシックな佇まいが、改まったシーンにもぴったり

最後にお伝えしたいのが、やはりフォルムの美しさです。

ハリとコシのある上質な牛革を使用しており、シボ感も美しく、使えば使うほどに味が出てきます。パーツを全てレザーでくるんでいるので、金具が目立たず、シンプルながらシックな雰囲気です。

持ち手が華奢なので、重みのある荷物を入れるのを躊躇される方もいらっしゃるかもしれませんが、作り手にお聞きしたところ、「普段の荷物を普通に入れてお使いいただけます」とのことでした。水の入ったペットボトルも問題なく入れて頂けます。底芯も入っているので、型崩れもしにくい作りです。

華美なブランド物は気恥ずかしいし、かといって質の良さにはこだわりたい、そんな、良いものを知り尽くしてきた大人世代が納得できる美しいバッグだと思います。改まったイベントにも、もちろん普段使いにも、このバッグがあればどんな場面でも安心です。

撮影でも、改まった装いのほか、ワンピースやデニムなど色々なアイテムと合わせてこちらのバッグを使いますが、合わない洋服は無いのではと思うほど、どんな装いにもマッチしてくれます。バッグをお探しの方に、まずはこちらをおすすめしたい、そんな逸品です。

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。