買ってよかったもの2020

お部屋生活を続ける自分の心を満たしたもの［買ってよかったもの2020 バイヤー楠編］

2020年12月18日更新

こんにちは、バイヤーの楠です。11月の末から当店バイヤーが順番に「今年、買ってよかったもの」をご紹介してきましたが、私のコラムが最終回になります。トリの私も例にもれず、今年は自分の生活を大きく変える事になりました。

実は今年の3月、フィギュアスケートの世界選手権観戦のために、カナダに行く予定でした。これまでチケット運が無かった私にようやくめぐってきた機会だったので、半年前から楽しみにしていたんです。でも、結局試合は中止に。そこからは、一日のほとんどを自宅で過ごす事になりました。（返金された試合のチケット代は、お部屋の中に仕事スペースを作る為のもろもろの費用に変わりました……）

3月から長く続く自粛生活で、当店ではファッションを担当している私でも、必要なものの優先順位が変わり、着飾ることよりも心と体に優しいものに、より目が行くように。これは、これまでにはない大きな変化です。

こちらのコラムでは、そんな私のお部屋生活をアップデートしてくれて、ストレスの無いものにしてくれた3つのアイテムをご紹介します。

目から鱗！お部屋時間を快適にしたルームウエア

自粛生活が始まってすぐに、私が買ったのはTUTIE.(ツチエ）の接結ルームウエアです。これまでは、ラフな外出着がくたびれてきたり、色あせると、ルームウエアに降格させてきた私。なので、リラックスできることを大前提に作られたルームウエアを着た事が無かったんです。

そのせいか、この接結素材のルームウエアを着た時の感動は人一倍。ふわふわの着心地と、体に負担をかけないシルエットがあまりにも快適で、これまで部屋着として着ていた服を一切着なくなりました。

他バイヤー達も、次々とこの接結素材のルームウエアの虜になっていき、毎日着たいから、お洗濯の事を考えて複数買いした」というバイヤーも。

コットン100%のふわふわの肌触りは、カナダ行きが無くなって、ほんの少し落ち込んだ私の気持ちを癒してくれるものになりました。

油断した私を救った洗剤

今年買ってよかったアイテムの2つ目はとみおかクリーニングの洗濯洗剤です。クローゼットの7割は白い服で埋まるほど、白い服が好きなのですが、コロナ禍では、この服にもちょっとしたトラブルが起きたんです。

それは、襟ぐりの黄ばみ。これまでは、一日着た服は洗濯をするのが当たり前でした。ただ、自粛生活中は、なるべく外出を控えていたので、近所のスーパーやコンビニに行くときにだけ、白い服を着ていました。その時間はせいぜい数十分。帰宅しても、もちろん服に汚れなんてありません。

「ちょっと着ただけだし、洗濯しなくても大丈夫だろうな」という油断が、後々大変な事に……。お気に入りの白いリネンシャツと白のシャツワンピースの襟ぐりが黄色くなっていたんです。少しづつ積み上げた皮脂汚れによる黄ばみは、一度洗っただけでは、もちろん落ちてくれませんでした。

そんな私を見るに見かねてか、当店バイヤーがプレゼントしてくれたのが、とみおかクリーニングの洗濯洗剤。一度洗うと、黄ばみはほぼ目立たない程度に。その後何度か洗濯をしていますが、新品まではいかなくとも、外出着としてはまだまだ着られそうな白さには戻りました。

そこからは、白い服を洗濯する際は、とみおかクリーニングの洗剤を使うようになり、今でも愛用中。クローゼットの中の白い服たちは、まだしっかりと並んでいます。

気持ちを満たすピンキーリング

最後にご紹介するのは、MEGUMI TOYOKAWAのピンキーリングです。人と会う機会が減り、アクセサリーが、自分を着飾る為のものではなく、心を満たものに変わりました。

スタイルストアで働く前は、日本はもちろんフランスやイタリアなどのアクセサリーブランドをメインにお取り扱いする会社でバイイングをしていたこともあり、アクセサリーは大好きなんです。中でも、ピンキーリングは特別。まだ販売員だった頃に、当時の店長に、「幸せは右手の小指から入って、全身を通り、左手の小指から逃げていくから、せっかく入った幸せが逃げないように、左手小指にリングをはめるといいのよ」と教えてもらったんです。

そこからは、ピンキーリングをつけるのが当たり前になっていたのですが、今年のように、いつもと違う状況に身を置くことになった時には、このピンキーリングを付けることで、「今日も頑張ろう」ってちゃんと思えるので不思議です。