福島の縫製工場サンユーニのファクトリーブランド「motone(モートン)」。こちらは、その看板アイテムともいえる「エンゲイシャツ」です。その名の通り、園芸家からのリクエストで作られたもので、かがんで作業しても背中が見えないよう、後ろ身頃が長いつくりになっています。
ブラウジングしている風に見える、前身頃の裾ギャザーや、裾のリブ仕様など、機能とデザインの塩梅が絶妙。大人の女性にとっては、動きやすく、適度に体型カバーもしてくれて、洗濯機で気兼ねなく洗えるという優秀なシャツとして活躍してくれる一着です。

園芸のための仕様は、家事にとっても嬉しい仕様
園芸家からのリクエストがきっかけで誕生したこのシャツは、機能を備えたユニークなデザインが特徴です。

長時間、屋外でかがんで作業することが多い園芸。背中が見えないよう後ろ身頃が長く、軍手やハンカチなどを入れられるよう左右にポケットが。

また、腰の内側にはカイロを入れておけるようインナーポケットが一つ。こちらは、かがんだ時に身体に密着する箇所で、効率よく暖を取れるようになっています。

前裾はギャザー仕様になっていて、左右の紐を後ろで縛って着用すると、自然にブラウジング風に。これがシャツにやわらかな雰囲気を添えてくれます。

水仕事の時など、簡単に袖を上げ下げできるリブ仕様。

園芸のためにちりばめられた配慮は、そのまま家事をする際にも役立つもの。エプロンや割烹着姿とはまた違った雰囲気で、家事のユニフォームとしておすすめしたい一着です。
デイリーウエアとしても長く活躍してくれます
前後差のある着丈や袖のリブなど、すべて理由があってのデザインですが、それらがこのシャツに女性らしい印象を添えています。

モデル身長163cmでS着用、後ろは完全にヒップが隠れる丈
生地のしっかりしたワークシャツというと、どうしてもメンズライクな雰囲気になりますが、エンゲイシャツはユニセックスでありながら、女性の優しさを引き立ててくれるようなやわらかさがありますよね。
シャツの縫製工場のオリジナルブランドなだけあって、生地、縫製共に長期間の着用と洗濯に耐える丈夫なつくり。中肉厚の綿麻生地で、白でも透けにくく、洗濯機で気兼ねなく洗えます。

右肩のステッチはブランドmotone(モートン)のアイコン
motoneディレクターでエンゲイシャツのデザイナーでもある根本さんは、このシャツを8年近く着用されていますが、今も全く問題なく着られるとのこと。綿麻の生地が多少くたっとなって、より体になじみ、今の方が着心地がいいそうです。
ユニセックスサイズで作られており、Sはレディスの7−9号、Mは11号相当。7号と9号の中間体型のモデルが着用して、Sで肩幅ジャストという感じだったので、9号体型で少しゆとりをもって着用したい場合はMをおすすめします。

ボトムスはステラシフォンのラップ風チノ。前裾の紐の結び具合で着丈を微調整できるので、ワイドパンツでもバランスよく着られる
部屋着よりはきちんと見えて、家事をするにも機能的。デニムやチノパンを合わせて、カジュアルなお出かけ着としても使えます。なんといっても独特のデザインと、10年着られる丈夫さが魅力のエンゲイシャツ。ワードローブにこんなシャツが一枚あると、お家時間が少し楽しくなりそうです。