コリネットシリーズでお馴染みのブランド、ナガエプリュス。その最新作「cygne(シーニュ)」はフェイシャルに特化したセルフケアツールです。
別物とはいえ、同ブランドの今までのプロダクトは5,000円。対して、新作シーニュは、一番手頃なものでも2万円(共に税別)。

この価格には一瞬ひるみましたが、開発者の話を聞き、自分でも1ヶ月間シーニュを使ってみて、その価値を実感。大人の女性が美容に使うお金を考えたら、シーニュのコストパフォーマンスはかなり高いという結論に達しました。
ツールを通して手に伝わる「違い」
私自身がシーニュを最も評価する点は、改善を実感できるところ、それゆえ、お手入れが「習慣化」する点です。

使用して一番に実感したのが、顎から耳に向かってフェイスラインをケアしたときのゴリゴリ
例えば、過去にイオン導入器を使ったことがありますが、買う時「美容成分が30倍浸透する」などと説明を受けますよね。
でも、実際に30倍浸透しているかも、それによって明快な効果が出ているかも、実際のところよく分からない・・・というのが正直なところではないでしょうか?

その点、骨格に沿う形にデザインされたシーニュは、筋肉や肌を直接ほぐしたり「面で押し流す」といった使い方をします。
このとき、シーニュを通して手に伝わってくる感触で、「ほぐれてやわらかくなった」とか、「あ、ゴリゴリが減った」と違いを実感することができます(私はゴリゴリの差は3日ほど、やわらかさは5日ぐらいの使用で分かるようになりました)。
すると「シーニュをしないとお手入れが締まらない」と感じるようになるんですね。

実は大事なのがこめかみ付近のケア。ここが固くなっていると顔が重力負けしてしまうことが多いそう。
顔や首肩、頭皮のコンディションをシーニュで探っているうちに、使い方のコツ、自分にとってベストな角度がわかってきて、やるのとやらないのとでは違うことにすぐ気付く、だからお手入れが習慣になる。そんなステップです。
小顔にする<本来の顔に戻す
さて、シーニュの基本的な使い方を見てみましょう。
フェイシャルツールと言いながら、腕から始まるのが面白いですよね。
シーニュは、ヘアメイクアップアーティスト小田切ヒロ氏(LA DONNA)が監修しています。
超多忙ながら、コリネットシリーズを愛用していた縁で、シーニュの監修を快諾。この繊細で複雑なフォルムを「体型、骨格を問わず、どんな人にも必ずどこかがフィットする形として完成されている」と絶賛しています(彼はゴールドを愛用しているそう)。

「目的は、顔を本来の健康な状態に戻すこと、すると結果的に小顔になる」というのが小田切流。
よくある美容系ツールが顔の肌表面へのアプローチであるのに対し、シーニュの場合は腕や脇、首肩周り、顔と頭と包括的なアプローチを視野に入れている点にも、説得力があります。
チタン+世界最高レベルの技術力の結晶
シーニュはチタン製です。チタンは人工骨の素材として採用されているように、非常に安全な金属と言われています。またチタン自身が「酸化被膜」という膜をつくる特性があり、錆びにくい素材でもあります。シーニュを入浴時に使えるのも、そんな素材特性があってのこと。

ちなみにシーニュは、4色展開ですが、いずれも着色したものではなく、新色のショコラブラウンとゴールド、シャンパンゴールドの3色は、酸化被膜の厚みをミクロン単位で調整、光の反射具合による差で、我々には金やブラウンに見える、という仕組み。シルバーはチタンを磨き上げた、素材そのものの輝きです。

一方、チタンの難点は加工が非常に難しいところ。設備も製法も全く異なり、特にシーニュのような多面的で複雑なカーブと形に加工、磨くのは並大抵のことではなく、実際今も最終工程をこの完成度で仕上げられるのは熟練のお爺ちゃん職人ただ一人。
見た目の印象とは裏腹に、大量に作れるものではなく、世に出たこと自体が奇跡的というレベルです。

そのお陰で、つかい手としてはありがたいことづくめ。持ち方を変えるだけで様々なパーツのケアができ、お風呂場でも使える、持ち運びも簡単で電源不要、メンテナンスフリー。すべりを良くするクリームがあれば、いつでもどこでもセルフケアができます。
ご自身のケアはもちろん、家族やパートナーの首肩ケアにもぜひ。シーニュのカーブを使って軽く押し流すようにするだけで、手軽にスッキリ感を味わって頂けることと思います。
コリや滞りを解消して、曇りのないくっきりとした本来の骨格、表情へ導くシーニュ。手に伝わる感覚で実感する、今までにないセルフケアツールです。
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