パッドがない椅子に座っていると腰や背中が疲れてきますよね。そこで必要になってくるのが椅子用クッション。ただ、長時間座っているとお尻が蒸れて不快だったり、湿疹や痒みの原因となってしまうことも・・・。

そこで当店で人気の「ざぶ座布（綿）」の表地に、麻のなかでも特に蒸れにくい「近江ちぢみ」を採用したものを当店限定でつくっていただきました。腰や背中の疲れを軽減できて蒸れにくい、椅子に座って作業するときにぴったりのクッションです。また、ご家庭で洗えるのも嬉しいポイントです。

座禅の原理を活かした構造で疲れにくい

椅子に座って疲れないために大事なのは、身体の一箇所に負担をかけないこと。

クリーム

細かくセクションに区切られているのはそのための工夫のひとつで、お尻の一点だけではなく、太もも部分も接点になることで体重がうまく分散されるようになっています。

画像のざぶ座布は綿のタイプです

また、区分けされた中の素材にも秘密が。お尻のあたる部分は、沈み込みの少ない、硬めのパイプ素材。太ももの部分は、低反発ウレタンのような、ふんわりとした弾力性のあるパイプ素材が使われています。

画像の丸で囲んだの硬めの部分がしっかりとお尻を支えてくれて、自然と少し前傾姿勢になります。お尻への負担が軽くなるので
長時間座りつづけても疲れづらい。これは、お尻を少し高くして座る「座禅の姿勢」を参考にされたんだそうです。

洗えるから清潔に使える

裏面には通気性の高いメッシュ生地を使っています

座布団は、意外と汗やほこりで汚れるもの。つくり手には「洗いたい」という声も多いそうです。でも、綿がたっぷり詰まった一般的な座布団は、ふかふかの座り心地の反面、水濡れすると乾かないため、洗えないものがほとんど。

そこで、弾力があり座り心地が良く、且つ洗える素材で作っています。手洗いしていただけるので清潔に保つことができます。

夏でもさらさらの肌触りで涼しい

当店限定の「ざぶざぶ背当て」と「ざぶ座布」は暑い夏でも蒸れずに快適に過ごせるよう、肌に触れる表地に接触冷感効果がある麻を使用。さらに麻のなかでも特に涼しい効果を得られる「近江ちぢみ」を選びました。

「近江ちぢみ」とは昔ながらの技によって織り上げられた麻生地を、丁寧に揉みこんで「しぼ」を作ったものです。凹凸があるため、肌との接触面が少なくなり、べとつき感がなくさらさらとした肌触り。また、吸湿発散性に優れ、気化熱により熱を奪ってくれるため、涼感を感じられる素材です。湿気の高い日本の風土に合った織物として古くから着物や寝具に使われてきました。

背当てとあわせてどうぞ

こちらの近江ちぢみを使ったざぶ座布と一緒にお使いいただける「ざぶざぶ背当て」もお取り扱いしております。

それぞれ単体でもご使用いただけますが、セットで使うとより体が楽になると思います。

座布団の老舗メーカーがつくるクッション

この背当てを作っている「Platz（プラッツ）」は、明治20年代に京都・西陣にて創業した老舗座布団メーカー。使う人のことを考えた仕様とその確かな縫製技術は、創業以来変わらず高い評価を受けていて、製品は全国の社寺仏閣や有名料亭でも使われています。

暑い時期はどうしても蒸れてしまう背中やお尻ですが、蒸れから解放して快適に過ごす手助けになれば幸いです。