キッズサイズの家具や踏み台、なくてもいいけどあると便利なアイテムは考えてみると多いもの。でも使わない時、使わなくなった後を想像するとスペースの無駄遣いが気になります。

cosineの「ネストスツール」は、そんな便利と不便の隙間を埋めてくれる不思議な道具。一見シンプルな大中小がセットになった台形の枠ですが、踏み台にもテーブルにもなるし、棚にもなると使い道は驚くほど豊かです。しかも入れ子式だから収納時はコンパクトにできます。

シンプルだから、置き方・並べ方次第でマルチに使える

こちらはシンプルな台形の木枠が、3サイズセットになったスツールです。名前にこそスツールと付いていますが、使い道がその枠に止まらないのが特徴。



例えば、大をテーブルにして小を椅子にすれば、たちまちお子様のプレイスペースになります。来客用の予備椅子にもなるし、高さの違う踏み台としてシーンや場所に合わせて使い分けることも可能。天地を逆にすれば隙間なく並べることができるので、個性的なオープンシェルフにもなります。

入れ子式だから、使わない時は場所を取らない

あれこれ使えるからこそ、3つ全てが活躍する時もあれば、1つしか使わない日もあって、逆に1つだけ持て余す時期があるかもしれません。そうなると気になるのは、使わない時の置き場に必要なスペースです。

そこで注目すべきは、入れ子式という点。大サイズの内側に中と小がすっぽり収まるので、収納場所として必要なのは大サイズ（W425×D260mm）分だけ。だいたいA4用紙2枚分ほどのスペースがあれば大丈夫です。使い道の多さの割に、省スペースに収まってくれます。

伝統の木組み技法を用いているから、丈夫で壊れにくい

座ったり、踏み台にしたり、オープンシェルフにしたりできるからには、耐荷重や丈夫さも不可欠。でも、こちらのとことんシンプルな佇まいの中には釘やネジといった接合部品が見当たりません。代わりに気が付くのは、升を思い出す角の造り。これは「あられ組」という日本の伝統的な木組み技法です。この技法の良いところは接着面を多く取れる分、丈夫で壊れにくい構造にできることなのだそう。だから、ネストスツールは釘やネジなしなのに耐荷重は100kgもあります。お子様の踏み台としても便利ですが、大人がのっても安心です。



大中小がセットになったネストスツールは、重ねたり、ひっくり返したり、並べたりできるし、もちろん1つずつでも使えます。暮らしや家族の成長に合わせて使い方を変えていけるから、不要になることも邪魔になることもきっとありません。長く使い続けていける、枠にとらわれない自由な家具です。