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巧みに計算されたデザイン

Nando Jewelryの特徴は「構造と立体」に着目したデザインです。主役の天然石を引き立たせるように、巧みに計算された構造のジュエリーたち。あらゆる方向から光を集めて、よりきらめきを増した石からは、身に着けているだけでパワーをもらえるようです。

【インタビュー】Nando Jewelry春原純也さん「主役のための引き算のデザイン」

2018年9月にスタートしたジュエリーブランド「Nando Jewelry」。デザイナーの春原純也さんは他にはない洗練されたスタイルでジュエリーを制作しています。春原さん独自のスタイルが生まれたのには、彼の経歴に理由がありました。

独自の「建築視点のジュエリー」が生まれた理由

―ジュエリーの世界に入る前は、内装デザインの仕事をされていたと聞きました。

そうなんです。大学は室内建築専攻を卒業して、それから内装デザイナーとして、アパレルショップなどの店舗デザインの仕事をしていました。
元々手を動かすのが好きで、大学時代は工房に入り浸ってほかの学生に「工房の人」と呼ばれていたほどです(笑)。でも、内装デザインの仕事だと自分で作るということがほぼ無いんです。デザインして、あとは職人さんにおまかせになってしまう。それで出来上がりを見に行くと、「このデザインは現実的じゃない」と直されてしまっていたりして。自分の理想のデザインに近づけるための方法とか、現実みたいなところを知らなかったんです。

―そこから、ジュエリーデザインの道に進もうと決めたのはどうしてでしょうか?

とにかく自分で手を動かしたかったんです。デザインから実際にモノを完成させるところまで自分で手掛けたいという思いがあって、それができるのはどんなものだろうと考えました。カバン小物か、アクセサリー・ジュエリーか…と考えて、元々アクセサリーが好きだったというのもあってこの道を選びました。

まず、ジュエリーの専門学校に入学しました。学校では職人的な技術を学ぶコースと、デザインまで学ぶコースがあって、技術のコースを選びました。デザインは自分の中にあるものから生み出す、というのは最初から決めていたので、技術を学びたかったんです。
卒業後に一つ目のブランドを立ち上げて、でもそれはニッチすぎてあまりうまくいかなかった。だから今度は、ごく一部の人に刺さるものというより、多くの方にちゃんと受け入れられる「ちょっとだけ他と違うもの」を作ろうと思ったんです。そこからちょうど2年経ちます。

―春原さんが建築業界のご出身だというのは、作品を見てすごく納得できます。

百貨店の催事で出店する機会が多くて、その時はお客様と直にお話しすることができるんですが、私が建築の仕事をしていたと言うと、みなさん「わかる!」とおっしゃるんです。
「構造と立体」を重要視して、建築視点で制作をしています。

たとえば、通常は指輪だと金属で石を巻く「座」というものをつけるんですね。こちらの指輪だと、その「座」を作っていません。そうすると目に入る宝石の面積が広くなるんです。さらに、下からも光が入るからより石がきらめきます。

デザインするときに、私はラフスケッチをしてから、まず図面を引くんですよ。デザイン画じゃなくね。図面を引いてそれを印刷して、じっと眺めるんです。それで、ここを0.5o詰めようとか、微調整を繰り返します。

主役を際立たせるデザインの哲学

―華やかに見せようとして、装飾するのではないんですね。「引き算のデザイン」という感じがします。

私が普段好んで見ているのが、プロダクトデザインとか家具や建築のデザインなんです。そういうデザインを手掛ける方は、引き算がうまい方ばかりです。私自身は決してコピーしているのではなく、色々なデザインを見て吸収してかみ砕いているんだと思います。

さきほどの指輪で言うと、台座の平面の部分は「ヘアライン」という加工をしています。髪の毛ほどの細い線を入れてつやを消し、あえて光らせないことで、どこを引き立たせるべきかということを考えています。あくまで石を主役に据えたいんです。

―今後はどのような展開を考えていますか?

ほかのブランドではあまり見かけない珍しい石を取り揃えているせいか、イベント等では「石マニア」のお客様もいらっしゃいます。ですが、今のブランドの価格帯では取り扱える石のグレードがどうしても限られてしまうんです。だからブランドの価格帯そのものを広げて、今後はもっと高いグレードの石も扱いたいですね。そういったハイグレードの石を、どうNando Jewelryらしく昇華させられるかを考えています。それから、現在作っていないペンダントなどのアイテムも増やしていきたいです。今年中にはブローチを発表する予定で制作中です。

見たことのない天然石を選んで試してみるのも楽しいですし、馴染みのある天然石でも、Nando Jewelryのリングに据えられるといつもと違う顔をのぞかせます。建築の知見から生まれた緻密さや立体感を感じるデザインは、着ける人にジュエリーの新しい魅力を教えてくれるようです。

nico design

[Profile]春原 純也 Junya Sunohara

1984年埼玉県坂戸市生まれ。東京造形大学・室内建築学科卒業。
内装デザイナーとして様々な店舗のデザインを経験。退社後日本宝飾クラフト学院に入学、かつての上司が立ち上げたデザイン事務所にてアシスタントデザイナーをしながら通学・卒業。しばらくして自転車モチーフ専門のアクセサリー・雑貨店 twie tohaie (トワイエ トワイエ) を始める。
その後、台東デザイナーズビレッジで開催されたクリエーター起業塾の学びを基に2018年9月 Nando Jewelry も始める。

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