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日本の美しい四季をデザインに ミズイロトシロ

水の雫のようなネックレス

大小サイズの違う天然石の粒を連ねたネックレスは、ささやかながら、しっかりと存在感を放ちます。「よせもの」という技法を用いた美しい裏側も必見です。

泡のようなつぶつぶピアス

2〜5mm程度のサイズの異なる硝子玉をオーガンジーで包んだピアス。バランスをみながらオーガンジーを縫い合わせて形を作るという、気の遠くなるような工程を経て作られています。

ぷくぷくしたブローチ

小さなガラス玉を包む極薄のオーガンジーを2重にすることで、摩擦にも強く、破れないブローチは、何度も試作を重ねた結果生まれました。

【インタビュー】どこから見ても美しい アートのようなアクセサリー

ミズイロトシロのデザイナーの和田さんは、トレンドに左右されず、実直にものづくりをしているクリエイター。彼女から生まれるアクセサリーは、色使いや粒モチーフの印象が強く、一見とてもポップ。でも、アクセサリーの裏側や、金具などのパーツを見ると、とても丁寧に作られているのがわかります。

楠:ミズイロトシロの個性は、他のどのブランドとも違うものですが、ものづくりはどうやって生まれるのですか?

和田:私の作るものは、粒がモチーフになっているものが多いんですが、ある日、知人に「それって米農家で育ったからじゃないの?」って言われたんです。(笑)

奈良の米農家で生まれ、大自然に囲まれて育ったという和田さん。木登りをしたり、草花を摘んだり、毎日土の上を駆け巡っていたのだそう。

和田:当時はもちろん無意識でしたけど、お月見やお彼岸など、四季の移り変わりを実感する行事もしっかりとありました。そうやって経験させてもらった事が、今のものづくりに出ているんだと感じます。

洋服に興味を持ち始めたのがきっかけで、美術大学の工芸学科に進学。在学中は、織物やテキスタイルを用いたオブジェを制作していたのだといいます。

楠:ミズイロトシロのアクセサリーが、どこかアートのような雰囲気を持っているのは、そういう経歴があるからなんですね。

和田:そうかもしれないですね。360度どこから見ても美しいようにと意識して制作していますが、それはオブジェを作る際と同じ感覚ですね。

裏側にも拘りが見える

楠:和田さんの作るアクセサリーは、裏側を見てほしいって個人的には思っています。ネックレスにしても、ブローチにしても、見えない部分なのに、ちゃんとこだわって作っているのがわかるんです。

和田:どこから見ても美しいようにと意識しているからこそ、裏側もしっかりとこだわります。ネックレスは丸いフォルムのオリジナルの金具を使っていますし、ブローチはぷくぷくとした表のモチーフとはギャップを持たせています。ピリッとかっこいいイメージにしたくてシルバーの布を使っているんです。素敵だなと思って手に取っても裏側が雑だと、テンションが下がってしまうので。

楠:見えないところにまできちんと手をかけるという事は、完成までに倍の時間がかかるという事。製作はお一人でやっているのですか?

和田:bubbleピアスのように、自分にしかできないようなアイテムは、自分で作ります。でも、そうでないものは、チームで制作しています。

スタッフではなく、あえてチームという言葉を使う和田さん。上下関係など無く、自分の作品を一緒に作り上げてくれる人達は、みなチームなんだといいます。

和田:ここ最近は、アクセサリーだけではなく、風鈴等のラインナップも増えてきました。
風鈴は台東区の風鈴屋さんとの出会いがきっかけ。硝子玉のアクセサリーも、同じ区内の理科学ガラスの工場との出会いから生まれたんです。

楠:上京して最初にアトリエを構えたのが、ものづくりの街でもある台東区ならば、その恵まれた環境は、フルに生かさないともったいないですもんね。

和田:はい。今年に入って、アトリエを移転しましたが、それも台東区内。ショップも構えています。この場所が人と人とのコミュニケーションを生む場所にしたいんです。

和田さんが人との出会いをとても大切にしているのが伝わります。そのエピソードがもう一つ。

学生時代に震災を経験し、アートはひとりよがりで無意味だと感じたのだといいます。そんな複雑な気持ちを抱えながら開催した個展で、一人の妊婦さんが来場し、「ずっと家にいて不安ばかりだったけど、気持ちが楽になりました」と言ってくれたのがとても印象的だったと語ってくれました。

和田:その妊婦さんのように、自分の作るものが人の気持ちを楽にすることもある。それならば、アートよりももっと身近で身につけられるものを作ってみよう!と思ったんです。

とアクセサリー制作のきっかけを話す和田さん。人との出会い、そしてコミュニケーションが物事を動かすことを知っている彼女。
大自然の中で生まれ育ち、そこで育んだ独特の感覚とそこから生まれるアイテムたちは、これまでのようにたくさんの方との出会いと、彼女を支えるチームの力で、広まっていくのだと思います。

ミズイロトシロ

[Profile]和田 恵美可 Wada Emika

奈良県の米農家で生まれ、自然に囲まれて育った。
子供の頃のお手伝いや遊びが、その後のものづくりの原点となる。
2011年に女子美術大学卒業。2012年にミズイロトシロ設立。

アイテムラインナップ

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