つかい手の数だけ、使い方がある - 【DUENDE】壁に立て掛けて使う、シンプル&タフな多目的収納ラック -

インテリアに詳しい人なら、“100% Design”というイベントは、ご存じでしょう。1995年にロンドンで始まった、コンテンポラリーデザインの見本市は、年々その規模を増して、いまや東京でも開催されるようになりました。今回は、2002年にロンドンで開催された“100% Design”で注目を集めたインテリアブランド、“DUENDE(デュエンデ)”から、最近人気の収納ラックをご紹介します。

日本発のインテリアデザインを海外に伝えたい

“DUENDE”は、海外の良質なデザイン雑貨の輸入を手がけるマークスインターナショナルが2002年9月に立ち上げたインテリアブランドです。スペイン語で「魅力」を意味する同ブランドの特徴を一言でいうと、限りなくシンプルであること。それでいてつくり手のセンスやユーモアを感じさせる、秀逸なアイテムがそろっています。

その代表作のひとつが縦置型のティッシュケース「DUENDE/Stand!」”。国内外で20万個以上が販売された人気商品で、“DUENDE”の名を国内外に知らしめました。

「弊社では、もっぱら海外のデザイン雑貨を日本へ紹介してきました。しかし、これからは日本の生活の中から生まれたデザインを海外へ発信していきたいと思っています。その役割を担っているのが“DUENDE”というブランドなのです」(原島崇さん・マークスインターナショナル)

同ブランドでは、国内外の若手デザイナーを積極的に起用していますが、今回アトリエカタログで取り上げるのは、インテリアデザイナー、真喜志奈美さんがデザインしたスチールのオープンラック。当店では2005年から販売していますが、毎年引っ越しのシーズンが近づくと、人気が急上昇する注目のアイテムです。

日本発のインテリアブランド”DUENDE”には、約20種のアイテムが揃う。写真は、”WALL”は、中でも人気の家具だ。

こちらは、”WALL”のグレー。同じアイテムでも色が変わると、部屋の印象まで変わる。

100人いれば100通りの使い方がある

シンプルに美しく暮らしたい・・・そう願う人にとって「収納スペース」は、最大の悩みです。注文住宅や分譲マンションならまだしも、賃貸住宅では満足できる収納が用意されている物件は、少数といえるでしょう。そんな日本の住環境にぴったりなのが、“WALL(ウォール)”と名付けられた、このオープンラックです。なにしろ、壁に立て掛けるだけなので、部屋の中のちょっとしたスペースに置いておけます。

“WALL”には、7段の棚を備えたラック(幅55×高さ180cm)とハンガーラック(幅75×高さ180cm)、3段の棚を備えた低めのワイドラック(幅75×高さ90cm)の3種類があります。使い方は、あなた次第です。男性なら、玄関の近くに置いて、自慢のスニーカーを飾るディスプレーラックとして。女性なら、寝室の片隅で、アクセサリーや帽子、ハンドバッグ、スカーフなど、外出の必需品をまとめておく、というように必要に応じて使えます。

ハンガーラックは、クローゼットのないワンルームにうってつけのアイテム。奥行きは、わずか40cmほどなので、リビングに置いてもじゃまになりません。雨の日や梅雨時は、生乾きの衣類を乾かすのにも役立ちます。ちなみに、7段式のラックには、アクサリーや腕時計などの小物を置けるように別売で天板(スチール製)も用意してあります。

色は、光沢のあるホワイトとマットな質感のグレーをご用意。部屋の雰囲気や収納物に合わせてカラーを選べます。

写真右がオープンラック、左がハンガーラック。幅は右が55cm、左が75cm。

グレーは光沢を消すマット塗装が施してある。ガレージや趣味の部屋にも合いそうだ。

壁掛けタイプでも安定性と強度は十分

なるべく部屋を広く見せたいという人には、こちらのロータイプのラックがおすすめ。耐荷重は1段あたり5kgと十分あるので、デスクの脇に置いてパソコンのプリンタを置いたりと、リビングにおいてオーディオラックにしたり、あるいは、ガレージでバイクのヘルメットを置いたり、かさばるものや重量物をしまうのに役立ちます。

ハイタイプ、ロータイプとも組み立てに必要なのは、プラスドライバーが1本だけ。棚は、スチール製の支柱にビスで固定します。写真のように、均一間隔で棚をつけることもできますが、収納物の高さにあわせて位置を5cmほどずらすこともできます。

壁に立て掛けるという構造ゆえ、安定感が気になるかもしれませんが、荷物をのせるほど荷重が真下にかかるよう、支柱の角度を調節してあります。さらに、棚のパイプや棚を固定する支えは溶接により固定してあるので、不必要にぐらつくことがありません。ただし、安定感を増すには、壁と支柱の距離の距離を30cmに保つこと、棚の最上段にあるビス穴で壁に固定する必要があります。それさえ守れば、家中どこでも好きな場所で収納スペース確保ができます。シンプルかつ合理的なこのラックで、ライフスタイルを一変させてみませんか。

ワイドラックは、幅が75cmある。下2段の棚は、ビスの固定位置を変えると高さを変えられる。

棚の耐荷重は1段当たり5kgある。ワイドラックの色はホワイトの1色のみ。

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