本物のクロコ!?と聞く人が続出
長年著名ブランドの靴作りを手がけてきたパンプスメーカー「高進製靴」。そのオリジナルブランド「shoesbakery(シューズベーカリー)」とスタイルストアの共同企画によるローヒールパンプス。ヒールが低くても上品な印象で履ける、ありそうでなかった一足は幅広い世代のお客様にご好評頂き、今回の新作は早くも4代目のデザインです。
デザインやつくりの詳細は後述するとして、まず見て頂きたいのがこの美しい革。クロコの型押しをした牛革なのですが、実にクオリティの高い出来栄えで、値段を知らずにこの靴を見た人が「えっ、まさか本物じゃないよね?」と聞いてくるほど。本物のクロコでパンプスを作ったら安くても十数万はしますから、まさかと思いつつも、一応確認するほど重厚感があり、率直に言うと「高そうに見える」靴に仕上がったのです。
革はイタリアのトスカーナ州、サンタクローチェ地区で作られたもので、タンナーのEnterprise社は特に型押しに代表されるような加工を得意としています。その技術の高さは欧州の著名ブランドからの信頼も厚く、とりわけファッション業界から高く支持されるつくり手です。この靴の革も、クロコの模様と絶妙な濃淡のある色合いが深みのある表情を生み、思わず足元に目が奪われるような存在感のある一足に仕上がりました。
美しく履きやすい、を実現した一足
この靴の開発のきっかけになったのは、shoesbakeryのデザインチームの女性がママになったこと。小さなお子さんがいて、あまりにヒールの高い靴は履きにくくなってきた、その一方でヒールが低い靴はバレエシューズのようなデザインのものが多く、カジュアルな印象が強い・・・履きやすく歩きやすくて、エレガントに見えるパンプスって意外とないよね、という話になりました。
スタイルストアでも、現在はハイヒールのお取扱いがほとんどで、お客様からローヒールの靴へのご要望を頂いていましたので、ぜひそのご要望にお応えするような一足をつくろう、ということに。そして生まれたのがこちらのプレーンパンプスです。
カッティングが浅めの2cmヒール。履くと足の指股が少し見えて、エレガントで洗練されたイメージです。ヒール2cmは、履いた感じではほぼフラットシューズという感覚ですが、
足の前半分に低反発のクッションを入れていることもあり、ヒールのないぺたんこ靴と歩き比べて頂くと、かなり快適に感じて頂けると思います。底材には天然ゴムが配合されたやわらかめの素材を採用。足へのあたりや足のかえりがよく、長時間歩いても快適な履き心地です。