カモフラージュ柄の革小物はよく見かけますが、
この財布は、ちょっと他とは違うカモフラ柄。

なんと、型の元はプラタナスの樹皮なんです。

大人が持てる、ワンランク上の
カモフラ柄財布の商品開発を
模索している時、偶然出会ったのが、
街路樹でもある「プラタナス」だそうです。
どんな木か、ぱっとイメージが
浮かばないかもしれませんが、
その幹はまさに迷彩柄のよう。

そこからインスピレーションを受け
実際にプラタナスの樹皮を
型として作られたのが、
こちらの『カモフラージュ・ツリー』シリーズです。

中の仕様はこの通り。

カードポケットは右に6枚、左に4枚の計10枚分。
斜めにスリットが入っているので、
カードが埋もれて出しづらいことはありません。



真ん中はオープンポケットになっています。
小銭を入れても良いですし、
よく使うカードなどをまとめて入れても。



また、このオープンポケットが
仕切りがわりになるので、
右は万札、左は千円札、など分けて
お札を収納できます。

片側には、もうひとつ
オープンポケットがあります。
こちらは領収書などを入れておくのに
最適ですね。

革一枚一枚を見極める、加工にこだわった財布

この財布を手掛ける「株式会社 山藤」さんは
創業110年以上の老舗。
お話を伺って感じたのが、
革の加工の技術の高さと、そのこだわりです。

革の元になる動物がどんな餌を食べていたかでも
革に個体差が出るそうで、
1枚1枚の革の特徴を判断して、
プレスする温度や時間、
圧力を加減しているそうです。
その見極めは、真似ができない熟練技。

少しでも狂うと、良いツヤが出なかったり
凹凸が潰れてしまったり、と
本当に繊細な技術が必要となる、
職人の世界です。



「製品にならなかった革が
工場に山積みになってます。
少しでも仕上がりに納得できなかったものは、
絶対社外に出さないようにしてるんです。
本当に、ほんの少しの差なんですけどね。」
と苦笑しながら話してくださった、
山藤の営業担当・木村さん。
革の仕上がりのクオリティに対する
厳しい目が伺えました。

ただのカモフラ柄じゃなくて
人とはちょっと違うものを使いたい、
そんな方におすすめの財布です。