当店の全ラインナップの中でも、5本の指に入るロングセラーの一つが、エムピウの財布「MILLEFOGLIE(ミッレフォリエ)」。2001年の誕生以来、細かな改善が重ねられ、サイズや革の種類を増やしながら、現在に至ります。
今回、当店別注モデルとして制作された「トスカーナ」。エムピウにしては珍しく、艶やかな植物タンニン鞣し革です。

トスカーニャ地方の伝統製法でなめされた革で、ミモザや栗といった天然由来のタンニン抽出物に数週間浸して作られます。革の最終工程でのバフ仕上げにより、透明感のあるつやが加わります。
お札、カード、小銭を一目で見渡せる
エムピウの代表作である二つ折り財布「ミッレフォリエ」は、一枚革でお金をくるんで留める、そんなイメージの財布です。

独特の形状が非常に使いやすく、一度使うと他の財布が不便に感じるようになるため、リピートして買われる方が多い財布でもあります。

コンパクトな二つ折りタイプでありながら、小銭入れは、見やすく出し入れしやすいボックス式。

小銭入れの手前が3部屋に分かれたカード入れで、1か所に3−5枚重ねて収納できます。

札ばさみ兼交通系ICカード入れも秀逸(ギボシを留めた状態で改札を通ることができます)。内装に使われているのはピッグレザーと、汚れが目立ちにくいチョコ色のコットンクロス。

コンパクトで機能的な仕様に魅せられ、何年も同じ財布を買いなおす方が多いことも頷けます。ミッレフォリエの購入を初めて検討するという方は、つかい手の声を参考になさってみてくださいね。
トスカーニャ地方の伝統製法でなめされた艶やかな革

今回の限定モデル「トスカーナ」は植物タンニン鞣しの牛革。ショルダー部分の革を天然由来のタンニン抽出物に数週間浸して作られます。
表面が艶やかなのは、革の仕上げの工程で「カゼイン」という天然系のワックスのようなものが塗布されているから。革本来の表情や風合いをいかしながら、表面に耐水性をもたらす仕上げ方法です。

革本来の表情をいかした革を使うのは、エムピウ創業時からのゆるぎないポリシーの一つ。つかい手によって革の育ち方にも違いがあって、財布を作るのは「つくり手」だけれども、財布の完成形は「つかい手」が財布愛用し、革が育ったあとにあるもの。そんなブランドの美学を体現した、貴重な限定モデルです。
当店別注モデル「マレンマ」もございます

トスカーナと同じく数量限定の別注モデル「マレンマ」もございます。こちらは残りわずかですが、あわせてご覧になってみてください。