カードが3枚、1万円札ギリギリサイズ、小さな小銭入れ（←はっきりいって使いにくい）、裏面にレシートやポイントカードを入れるためのオープンポケット。以上をそなえた、究極にシンプルな財布。

一番のポイントは薄さです。驚くほどペラぺラです。ただし、この薄さ故、かさばらない、ジャケットの内ポケットに入るなど、今までの財布ではできなかった「最低限」の機能を満たしてくれる。意外とここまで振り切った財布はなかったなぁ、とそんな感じです。

厚さ2ミリ！？ミニマムを極めた長財布

小銭、カード、お札を折らないの3原則

まずは財布の全容をご紹介します。

カード入れは、マチなしで、プラスチックカードジャストサイズのポケットが3か所。革が伸びるので無理やり入れると入りますが、伸びた後は落ちやすくもなるので、1か所1枚を基本にして頂くのがおすすめです。

札入れは1か所。千円札は余裕がありますが、1万円札はギリギリサイズ。革がこなれてくるまで、特に1万円札は、多少出し入れしにくく感じる方が多いと思います。

でも、お札を小さく折り畳むのに抵抗がある方は一定数いらっしゃいますので、そういう方には大変おすすめです。超絶ミニマムだけど長財布、というこの一品。

小銭入れはこの通り、小さく狭く使いにくいです。

ただし、純喫茶とか銭湯とか、意外にまだある「現金のみ」のお会計。どうしたって、小銭はなくならないのであれば、一応入れる場所があった方がよい。その程度で捉えて頂けたらと思います。

背面にはマチなしのオープンポケットが一つ。こちらはカード入れに収まらないポイントカードや、領収証入れに。こちらも革が伸びると落ちやすくなるので、入れすぎにはご注意くださいね。

というわけで、とにかく薄く軽く持てる。そこにフォーカスしたスリムウォレットです。実物を見たスタッフの中には「これは財布じゃない」というものもいました。かぶせもファスナーもついていないし、ペラペラなので、財布らしさがないと感じるようです。

ミニショルダー POMTATA

でも、だからこそバッグの隙間にカード感覚で入れることができるわけで、これはこれで一つの身軽で便利な財布のあり方。メンズ向けにでよく見る、これに似たタイプの長財布は、カードとお札に特化したものが多いですよね。小さいながらも、小銭入れを備えたうえで、このミニマムさは貴重かもしれません。