お風呂でからだを洗うとき、身体が堅くなってしまったのか年々手が届きにくくなる背中。
きちんと洗えていない感じがするし、なんとなく物足りない。

そんなときに話を聞いていいなと思ったのが、ボディブラシ。
作っているのは、当店では洋服ブラシが人気のshoji works(ショージワークス)。良質な素材を使った、ブラシ一筋のものづくりをしている老舗です。
馬の毛で優しく体を洗う
こちらのボディブラシに使われているのは全て「馬毛」です。

ボディブラシの素材として「豚毛」が使われていることも多いですが、馬毛は豚毛よりもコシがある分長く使っても毛が広がりづらく、水を含みにくいため清潔、という特徴があります。

少し湾曲した形の持ち手。これがまっすぐだと、背中を満遍なく洗うのが難しかったりします。
身体を洗えるだけではなく、毛先のほどよい刺激がマッサージ効果となって全身の血行が促進されることでより体がぽかぽかと温まるんだとか。
特に皮脂が溜まりやすい背中は洗い残しが原因でニキビができたりと肌トラブルが起こりがちな箇所なので、しっかりとブラシが届くのは安心です。
ブラシ部分は取り外して使えます


持ち手は取り外すこともできるので背中以外を洗うときには、ブラシ部分単体でもお使いいただけます。

ちなみに、柄は最後まで差し込めずこのように少し溝が残ります。
使用していくうちに溝が広がってしまった場合の対策として、少し余裕を持たせた作りにしているんだそうです。不良品ではございませんのでご安心くださいね。
2種類のブラシの選び方
エステロング、ウォッシュロングの2種類があり、どちらも馬毛100%。それぞれ使われている毛の部位が違います。

左:「やわらかめ」のエステロング 右:「しっかりめ」のウォッシュロング
エステロングは、内側に馬のたてがみを使用。
外側は尻尾の毛です。たてがみの部分は特に柔らかく、ソフト感覚なボディブラシです。
ウォッシュロングは内、外ともにたてがみよりも硬さのある尻尾の毛を使用しています。

「やわらかめ」のエステロングを実際に使ってみましたが、柔らかすぎず硬すぎずの、ちょうどいい使用感。硬めの外側の毛のほどよい刺激がとても心地いいです。
普段やわらかいタオルや、手で体を洗われている方には「エステロング」、しっかりごしごし派の方には「ウォッシュロング」をお選びいただければと思います。
「エステロング」の特性について

「エステロング」に使用しているアッシュ材は耐湿性をあげるために、サーモ加工と呼ばれる火で炙る加工を施しています。
燻したような香りがするため、少し苦手に感じられる人もいると思われます。香りは使用していくごとに和らいでいきますが、ご了承の上、お買い求めくださいませ。
また、「エステロング」は特に細い馬毛を使っているため、ごしごしと強く肌に当てて使用すると毛が絡まったような状態になってしまうことがあります。
長くご愛用いただくためにも、やさしく肌にあてるようにお使いくださいませ。
長い歴史を持つブラシ専門メーカー

これだけ良質な天然素材を使いながらこの価格に抑えられるのは、原木の加工から、最終工程までを一貫して自社内で製造できるから。

shoji worksは、大正14年創業という90年以上の歴史を持つブラシメーカー。
美容師さんが使うブラシを中心にブラシ一筋で培った長年のノウハウでプロの手足となるような道具を作ってきたメーカーです。