思わず手に取りたくなる形と質感
我戸幹男商店のブランド「彰宣」による木製のお猪口 TOHKA。その美しい木目、透けて見えるくらい の薄挽きは、自然と手を伸ばして触りたくなります。
5種類の形はそれぞれ独創的で美しいフォルム。非常に薄くて軽いこの形は、職人の繊細な技法によって生み出されています。「TOHKA」とは、器1つ1つが透け、木目を引き立たせる様子を華に例えて「透華=TOHKA」と名付けられました。
形の美しさはもちろん、手に持った時の感触もしっくりきます。絶妙な角度に調整されているので口当たりも格別。木目も美しく、1点1点異なる表情が魅力的です。また、繊細に見えますが、使い勝手が良く、耐久性もあるので、長く愛着を持って使えます。
「爽円(そうえん)」は、爽やかな口当たりを曲線で表しています。
伝統と感性をもとに、暮らしの中に上質な豊かさをもたらしてくれる一品です。
シックなギフトBOX入りなので、大切な方への贈り物にもおすすめです。
伝統工芸を現代の暮らしに
「我戸幹男商店」は、明治41年(1908年)に、ろくろの町 山中温泉にて我戸木工所として創業しました。
その木地師の意思を受け継ぎ、天然の素材が生み出す美しい木目、木地師が1つ1つ丁寧に挽き上げた木地の完成度を重んじ、決して隠すことなく豪快に木目を見せます。
それは、裏を返せばごまかしが利かないことを意味し、素材、木地の精度、透明感のある拭漆、すべてが完璧になってこそ成り立ちます。伝統的な山中漆器の高い技術を活かした実用性、和の美意識に基づいた高い芸術性を追求し、長く愛用される漆器作りをされています。
見た目の良さだけでなく、使い勝手や耐久性の面からも、月日が経つごとに味わいが増す、長く愛着をもって使えるものづくりをされていることがプロダクトからも見てとれます。
日本の伝統工芸を新しい観点から見直すことで、現代の生活様式に適応したデザインと機能性を兼ね備え、日本の職人の卓越した技術とその魅力を最大限にひきだすプロダクトを生み出しています。
■ TOHKA デザイナー:浅野雅晴氏
TOHKAのデザインを手掛けているのは「ASANO DESIGN OFFICE」主催の浅野雅晴氏。
商・住空間をはじめ、プロダクトブランド「eN」や家具に至る様々な設計・デザインをされています。
企業と共に独自の発想による企画・ブランディングから生まれるストーリーをカタチにしたプロダクトやプロジェクトを行なわれています。