ラグは部屋の印象を大きく変えるもの。なんとなく、無難なものを選びがちです。
堀田カーペットが作る上質なラグブランド「COURT（コート）」も、ネイビーやアイボリーなど落ち着いた色が主流でした。

でも、インテリアの写真集などを見ていると、色柄物のラグ使いが素敵なお部屋の多いこと。
インテリアのアクセントになってくれて、飽きずに使える。そんな柄物のラグがあればな、と思っていました。

世界の模様を閉じ込めて

そんなときに出会ったのが、柄と色使いが印象的な「COURT」の新作。

デザイナーは、自身の靴下ブランド「MARCOMONDE」を主宰する角末有沙さん。「旅」をブランドコンセプトとし、建築や工芸、民族など様々なものにインスピレーションを受けながらデザインをしていらっしゃいます。
今回の2柄も、その土地のパターンや文化からインスピレーションを受けて、デザインされたもの。

西洋のタイルをモチーフとした、「East European Tile」と、

アフリカの民芸品のかごからイメージした「West African Crafts」の2種類です。

色や柄を操るプロフェッショナルが作ったデザインだからこそ、どちらも大柄ながらも部屋の中で浮かないんだなと思います。
シンプルな洋服に色が綺麗な靴下をコーディネートするように、お部屋にシンプルな家具が多いという方にぜひ取り入れていただきたいラグです。

使いやすい色を揃えました

お部屋に馴染む理由は、色選びにもありました。今回のシリーズで使われている色は、少しスモーキーな雰囲気のある6色。

数多くの店舗やホテルのカーペットの敷き込みをしている堀田カーペット。長年の経験から裏打ちされた「空間にマッチしやすい色」を選んだんだそうです。

柄は、「カットした糸」と「ループした糸」の2種類で表現されています。質感を変えることで、踏み心地や見た目にも奥行きを生み出しました。

当店でご紹介しているのは、上記の組み合わせ。
サイズは、S（W1400×H1000mm）、M（W2000×H1400mm）、L（W2000×H2000mm）の3種類です。

質のいい糸を贅沢に

このラグ、とてもふかふかしていて柔らかい肌ざわりなのも特徴です。理由を尋ねると、使っている糸が違いました。

一般的には、ラグやカーペットには短い毛足の原毛を紡績して作った「紡毛糸（ぼうもうし）」が使われます。紡毛糸は表面がふわふわしていて、糸自体がふっくらしているので敷物に向いている糸です。

一方、こちらのシリーズには、毛足の長い原毛を揃えて作った「梳毛糸（そもうし）」が使われています。
梳毛糸はアパレル製品に使われることが多く、紡毛糸に比べて膨らみが少ないながらも、肌ざわりがすごく滑らか。

触った時の違いを例えると、「毛糸」と「ウールの洋服」という感じでしょうか。

しっかり厚みがありふわふわ。足の裏にも心地良いです。

紡毛糸よりも糸自体の膨らみが少ない分、このラグは通常の1.3倍くらいの量の糸を使っています。質のいい糸を贅沢に使うことで、ふっくら感と肌ざわりの良さを両立しているんですね。

更に、使っている原毛は世界中のウールの生産量の内3%しかない、希少なブリティッシュウール100%。他のウールと比べて弾力性に富んでいるので、とてもふかふか。高級感のある踏み心地で、素足に心地よい仕上がりです。

お届けまでお時間を頂きます

手作業で作られている「COURT Colored Collection」。一度に作ることができる数が限られています。
基本的には受注を受けてからの制作となるため、お届けまで最大1か月ちょっとお時間を頂きます。

ひとつひとつ丁寧に作られたラグはメーカーから直接お送り致します。ゆるりと、楽しみにしながらお待ちいただけますと幸いです。

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「汚れたらどうする？ウールラグのQ&A、つくり手が答えました」

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