やさしい顔でほほ笑んでくれています
思わず背中をよしよしと撫でたく
なる、「バク」の花器。
お花をいけるとバクのしっぽが完成
する、とても愛らしい一輪挿しです。
「獏(バク)」は、古来から人の夢を
食べて生きると言われている
伝説の生物。悪い夢を見た後に
「(この夢を)獏にあげます」と
唱えると、その悪夢を二度と
見なくてすむ、という言い伝えが
あるそうです。このお話をもとに
「cashico ceramicworks」さんが
作られたのが、こちらのバクの花器。

おだやかな笑みを浮かべながら、
悪い夢をむしゃむしゃと食べて
浄化し、キレイな花を咲かせてくれる。
そんなストーリーが伝わってくる、
つくり手の遊び心に溢れた一品です。
また、形や質感の仕上がりも絶妙
です。かわいらしくもどこかシュール
な顔、コロンとした丸い背中や脚は、
見ている人の気持ちを穏やかにして
くれます。
黒色の部分と白色の部分はそれぞれ
異なる質感に作られており、
つくり手の細やかな手仕事の跡が
みてとれます。

サイズは「S」と「L」の2種類をご用意
しています。SとLを並べると親子の
ように見え、とてもほほえましい
雰囲気に!顔を向かい合わせて
みると、会話が聞こえてきそうです。
BOX入りなので、大切な方への
贈り物にもぜひどうぞ。

生花の花器としてお使いいただく
場合、お水の入れ替えを繰り返して
いくと、白色の部分が経年変化で
汚れていくことがあります。もし気に
なる方は、生花でなく、造花や
ドライフラワーをご使用いただくのが
おすすめです。
シンプルかつ洒落気のあるものづくり

「cashico ceramic works
(カシコセラミックワークス)」は、
つくり手の岩城宏行さんと
須田あゆみさんのお二人による
ブランド。岐阜県多治見市陶磁器
意匠研究所を終了後、2010年から
活動をスタートし、量産陶磁器産地
にある生産技術、制作手法を用いて
デザインから成型、焼成までを、
全てご自身達で行われています。
「自分たちの生活の中であったら
いいなと思うものをカタチにすること」
を原点に、陶磁器特有の素材感を
活かし、シンプルかつどこか洒落気
のあるものづくりをされています。
今後も活躍に注目したいつくり手です。