他社製品の修理・加工について

こんにちは。Klang(クラング)のLumiです。

厳しい暑さが続き、工房へご来店されるお客様も、若干少なめの今年の夏。

駅からも近いので、どうぞ涼みにいらしてくださいね。 



少し前、ひとりのご年配女性が工房にいらっしゃいました。

昔、お土産にもらった外国の風鈴が壊れてしまったとのことで、修理のご相談でした。

そういえば、1年くらい前にも、同じような方がいらしたな、同じ女性かもしれないなと。

そのときも、風鈴はお持ちになってなく、お話だけ伺い、お断りした記憶が。

Klang」も、工房をシェアしている「ひろべかばん」も、自作のものは責任を持ってお直ししているのですが、他社製品の修理・加工は、基本的にはお断りしております。

素材や作りが不明確なこともあり、失敗してしまうと、取り返しのつかないことになる恐れが。(実際に、失敗してしまったことがあります。)

良いものを長く大切に使うことは、私たちのモノ作りの根っこにもあり、お断りするのは、すごく心苦しいです。

ですので、現物を拝見して、無理なく直せると判断したときは、引き受けることも時々あります。



本当に気に入ってらっしゃるものなんだろうなと思い、ひとまず、風鈴を持ってきていただくことにしました。

真鍮製の味がある風鈴です。

少し前にご主人がお亡くなりになったこと、お二人とも、この風鈴の音が大好きで、「なんとか直らないかな」と、生前のご主人がおっしゃっていたことを伺いました。

かなり手こずりましたが、私たちの持っているパーツで、どうにか修理ができました。

サーキュレーターの風を当ててみると、チリンチリンと、とても柔らかくてきれいな音が。

「懐かしい音。。」と、涙ぐむ女性。



直すことができて良かったという思いと、1年前、修理を断ってしまったことへの後悔で複雑な気持ちになりました。

ご主人と一緒に、昨年の夏、この風鈴の音を聞くことができたかもしれないのにと。

Klang」、「ひろべかばん」とも、それぞれ、一人で商品制作しており、お直し専門店のような機材、材料、人材も揃っておらず。

修理や加工をたくさん受けてしまうと、通常の自分たちの仕事ができなくなります。

工房をオープンして4年近くになりますが、修理してくれるところがなくて困っている方がたくさんいることを知りました。

他社製品の修理・加工について、どのように対応したら良いのか、書いている今も、迷っています。






Klang Lumi

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Klang Lumi
つくり手
Klang Lumi
くらんぐ るみ
プロフィール
真鍮、銅、シルバー、K18などの金属を熱して叩いてアクセサリーや雑貨を制作しています。
20年程前、特に、真鍮という素材の魅力にはまり、独自にモノづくりをしてきました。
2014年、西国分寺に工房兼ショップをオープン。
小さなスペースですが、モノを販売するだけでなく、くつろいでいただける空間、人と人が繋がる場所になってくれたらと思っています。