将棋

夏休み終わりましたね。

梔子(クチナシ)の花の形が彫られた足のついた
厚み20センチぐらいの盤と駒の入った木箱を持ち出しては
「おじいちゃんっ、将棋しょーー」
夏休みはよくおじいちゃんと将棋を指していました。

おじいちゃんは弱いので僕の格好のえじきでした。
おじいちゃんに負けた記憶はありません。

好きがこうじて友達とは休み時間になればマグネット将棋!!!
あまり負けたことはありませんでしたが、
それよりもとにかく楽しさに夢中でした。

余談ですが、
マグネット将棋はチャイムが鳴って机の中にちゃっと入れても崩れませんし
どんな場所でも続きができます。今の小学生にはDS持つならマグネット将棋と言ってあげたいですね。

人として少し成長した頃、
おじいちゃんが負けてくれていたことに気づきます。

単に負けるのではなく、無意識に勝ち方を覚えさせる負け方。
将棋が大好きになる負け方をしてくれていたのです。
技術の差が歴然としていないと、そして人間の器として大きくないと
できないことだと今更ながら思います。

今の自分はあまりにも若輩者であると、このことを思い出す度に感じます。
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坂口 利勝
つくり手
坂口 利勝
さかぐち としかつ
プロフィール
昭和59年にお素麺を作りはじめた母は「美味しい麺とは何か」をひたすらに追求してきました。一緒に仕事をするようになってやっと母がどれだけ頑張ってきたのか、知りました。平凡に見えるものに、大きな気持ちがこもっていることを教えてもらいました。この味を守ってこれからも頑張って行きます。