吉野の男 2

(前回の吉野山の男のつづき)

怒り心頭のまま私の山登り(修行)が始まりました。
全員山伏のいでたちの中に
ショッキングピンクのポロシャツに
ホワイトジーンズとリュック姿の私。

京都のその寺院を出発して始まった最初の行
近鉄京都駅まで徒歩、しかも途中にあるお地蔵さんすべてに
般若心経をあげていきます。

京都のど真ん中で山伏100人は尋常じゃないぐらい目立つ
しかもその集団になぜかショッキングピンクのあんちゃん。
恥ずかしいやら怒り心頭やらものすごく複雑な気持ちでした。

近鉄電車に乗ったら乗ったで「友達にあったらどうしよう」とか
「家に帰ったらどうやって暴れてやろうか」など
だめ男子街道まっしぐら。

吉野川で身を清めたのち吉野山に登り
吉野水分神社近くの宿坊で宿をとりました。
もちろん修験の道なわけですから晩御飯は精進料理。
肉、魚などは一切なし「これだけ???」お風呂もなしで就寝です。

つづく
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坂口 利勝
つくり手
坂口 利勝
さかぐち としかつ
プロフィール
昭和59年にお素麺を作りはじめた母は「美味しい麺とは何か」をひたすらに追求してきました。一緒に仕事をするようになってやっと母がどれだけ頑張ってきたのか、知りました。平凡に見えるものに、大きな気持ちがこもっていることを教えてもらいました。この味を守ってこれからも頑張って行きます。