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ジャムスプーンに池は必要なかった、という話。

2015年07月16日更新

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「色々なタイプを作って、
 自分で使ってみたんですけど、
 ジャムスプーンに池はいらないな
 って結論に達したんですよね」

長野で出会った木工家の大久保さん。
ジャムスプーンの話を聞いていたとき
こんな言葉が飛び出しました。
 
スプーンのすくう部分、
あのくぼみを「池」と言うんですね。
で、ジャムスプーンに池は不要だと。
 
作っては使い、使ってはまた作る。
地道なものづくりの終着点は、
先端のカーブが美しいシンプルなへら。

これが思った以上に使い勝手のいい
ひとつの道具の完成形になりました。

願いはひとつ、ジャムを最後まで食べたい!

底や角のジャムをすくえるスプーンを

倉敷でみつけた絶品ジャム。
完食直前、意外と瓶に残ってしまう。
底や角に残ったものは、
スプーンでは全然取れなくて、
うー・・・もったいない。

人生で初めて
「ジャムスプーン」が必要だ、
ということになりました。
探したのは、とにもかくにも
瓶の「底」や「角」に残ったジャムを
きれいに回収できるもの。

そんな中で目に留まったのが、
大久保さんのジャムスプーンでした。
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スプーンと言うよりヘラに近い。
薄く、ほどよいカーブのついた形状で、
大変使いやすい。
最後の一粒までキレイにすくえる
ジャムスプーンの理想形でした。

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木工家が「刃物」で仕立てます

自作の道具で、昔ながらの製法で

大久保さんのつくるジャムスプーンは、
「南京がんな」という、もともとは
椅子などの洋式家具用の道具が
使われています。

それも、カトラリーを作るのに
最適化した自作の南京がんな。
刃物部分は新潟の鍛冶屋さんに
頼んで作ってもらい、自分で道具に
仕立てたのだそうです。

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大久保さんのこだわりは、
「刀物で仕上げる」こと。

一般的な木のカトラリーは
やすりをかけてツルツルにしたり、
塗装をしたりするのに対して、
このジャムスプーンは、
木を刃物で切っただけ、という
シンプルで昔ながらのつくり方。

やすりをかけないことで、
木に細かいキズが入らない為、
水分が沁みこみにくくなり、
雑菌やカビなどの繁殖を
抑えてくれます。

ジャム以外にも、用途はいろいろ

餃子作りや、納豆を混ぜたり・・・

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手の感覚で絶妙につけられたカーブ。
このヘラ、家で餃子を作るとき、
皮にタネをすくってのせるのに
とーっても便利に使えます。

他にもソースやドレッシングを混ぜたり、
納豆ヘラなんかにもいい。

「池」をなくしたことで、
ジャムスプーンの域を超えて、
使い勝手のいい調理道具にも
なった、というわけです。

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こちらが、大久保さんです。

木工家に家具をオーダーするのは
ちょっと敷居が高いかもしれない。
でも、こんな風に、身近な道具で
その仕事ぶりに触れられるのは
嬉しいですね。

大久保ハウス木工舎/ジャムスプーン
商品ページはこちら>>

■追伸
大久保さんから、とても美しい写真を頂きました。
皆さんにもお見せしたいと思います。
彼が工房を構える、長野県松本市の風景です。

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著者

柳沼 周子

大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。

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