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インタビュー

【あの人の暮らしぶり】アートが自然に溶け込む。宇南山加子さんのインテリアと収納のつくり方

2016年12月26日更新

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「あの人の暮らしぶり」
SyuRo(シュロ) 宇南山加子さん編も
いよいよ最終話となりました。

今回は、宇南山さんが暮らしの中で
大切にされているインテリアのポイントや、
空間を美しく見せるために欠かせない収納の
コツについてご紹介します。

宇南山さんが作り出す、絵になる空間

みなさんは、
お気に入りのインテリアを、
棚に美しく並べたい時や、
収納場所をきれいに見せたい時、
どんな工夫をされていますか?

 数々の作品や愛用する小物を空間に
溶け込ませた宇南山さんのご自宅では
“絵になる空間づくり”のポイントを
たくさん学ぶことができます。

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リビングの壁には、ポスターやお子さまの絵画を額のない状態でレイアウトされていました。毎日のTODOやお掃除の手順などがメモされた紙も、空間アートのひとつとなっています。

宇南山さんのご自宅の壁や天井は、
シンプルに、むき出しになった
無骨なコンクリート。
施工時のままの、手を加えない
自然な表情が印象的です。 

その中に、宇南山さんが愛する
大切な作品や、自作のインテリアが
すっきりと共存しています。

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フロアに直置きの器や置物は、
高さや色、素材を合わせて
並べることで、統一感が
出るのだそうです。

「“幾何学模様”が好きなんです。
丸や三角と、形はそれぞれ違う
のですが、まとまりを出すことで
より美しく見えると思います。
ガラスならガラスを近場に寄せたり
色のトーンをまとめたり。」(宇南山さん)

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壁にはお子さまの学校での作品がアクセントとして光っていました。むき出しならではの無骨な壁に、ご家族のあたたかい表情がそのまま映し出されている感じがしました。

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天井には、華奢なブロンズのモビールが優しく揺れて、フェミニンな雰囲気も出ていました。

むき出しのコンクリートの無骨感を
モビールが優しい表情にしていたのも
宇南山さんらしさの一つだと感じます。

SyuRoのテーマでもある
“女性すぎず、男性すぎない”
というバランスが、ご自宅にも
とっても豊かに表れているようです。

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座スタイルでのんびりとくつろげそうなこのソファは、実は座面を木材で作った宇南山さんオリジナルのソファ。またいつでも作れるようにと、キッチンの食器棚を自作した時の端材や、テラスで楽しまれているDIYの材料を、お部屋の角に置いているのだそうです。

自分でしつらえたという
このソファも、ぬくもりある
リネン素材でまとい、
やわらかい雰囲気を作っています。

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クッションも、宇南山さんの手作り。
アイボリーを交えたグレーの
グラデーションでまとまっています。
空間をほっと和ませる配色と
テキスタイルの質感は、季節を問わず
取り入れてみたいアイデアです。

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余ったフローリング材と、宇南山さんがお店でもよく扱うスチールを組み合わせて作ったという長テーブル。キッチンカウンターの前に配置して、大勢のお客様がいらした時にもみなさんで囲んでいます。

このテーブルが生まれたきっかけは
実は宇南山さんのライフスタイルの
一つである「書道」でした。

 「ずっと書道をしていて、
個展の際に作った額縁がなんだか
もったいなくて、フレームに脚をつけたら
テーブルになると思い立ち、
脚をつけてもらいました。」
(宇南山さん)

 生活の中で生まれるこうした
宇南山さんのインスピレーションに
驚きつつも、自分の手で暮らしを
豊かにする楽しさが伝わってきます。

棚を美しくするポイントとは?

“素材同士をまとめて見せる”

収納棚が充実していたのも、
宇南山さんの空間づくりの特徴の一つ。

シンプルな白い棚には、
宇南山さんの買い集めた
お気に入りのアイテムが
飾られています。
それぞれが個性あるアイテムながら
統一感の出し方にコツがあるのだそう。

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均等に並んだディスプレイには
ある共通点がありました。

それは、どれも形が違うのに
棚ごとにまとまりある空間に
なっていること。

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飾られていたのは、デザインの専門書籍をはじめ、ルービックキューブのような子ども用のパズルやコーヒーミル、マッサージ道具まで。

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幾何学がお好きという宇南山さんが
集められたガラス製品は
ほとんどが北欧のデザイナーのもの。

先の尖ったオーナメントや、
クリアなガラスを上手に
組み合わせているポイントを伺うと、

「建築っぽい要素に加えて、
似たようなシルエット、色、
素材や形の組み合わせから、
自分なりに美しいなと思う
ポイントをいつも探します。
つい、グレイッシュな色を見ると
まとめたくなっちゃうんです。
それが、空間を美しく見せる
ヒントかもしれませんね。」
と宇南山さんのルールを
教えてくださいました。

キッチンを美しく見せるためには?

“見せるものと隠すものをバランスよく”

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ガラス、石、木、磁器といった素材ごとにまとめることを意識した空間は、キッチンにも随所に見て取れました。ジャムまでも美しく絵になっていますね。

キッチンに、外にものが出ている状態が
あまり好きではないという宇南山さん。

 でも、宇南山さんは、
しまうものと見せるものを
上手に使い分け、自作の棚の
手の届くところに日常使いの器を
まとめていました。

「ジャムや調味料など、
普段使うものはカウンターに
置いておきますが、
それ以外は、食器も洗ったら
乾かしてすぐにしまいます。
器以外は見せないのが基本ですね。」
(宇南山さん)

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また、この自作の棚の
サイズは、あらかじめ測って
作ったと言います。

「取り出しやすいように、縦にお皿が
並ぶように縦型の棚にしました。」
と宇南山さん。

愛用のオイルを置く場所が
なかったので、ストックした
オイルの数に合わせて、
ぴったりになるよう
横幅を決めたそうです。

可愛いボトルが、棚の奥で、
日常使いの器たちに寄り添っていますね。

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基本的にキッチンツールは
必要なものだけを出しておきます。

 よく、ワークトップに並びがちな
小物立てや、シンクに生活感が
出てしまう三角コーナーなども
一切置かないのだそうです。

キッチンは、たくさんの
食器や道具で溢れがち。
でも、自分の感覚で見せるもの、
見せないものを決め、
使いやすさと美しさの
両方を兼ね備えた収納を
作られていました。

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キッチンのワークトップの頭上には、宇南山さんがデザインした照明があたたかく手元を照らしていました。

住みたい街で、ビジネスとお住まいの
両方の空間を充実させていらっしゃる
宇南山加子さんの暮らしぶり、
いかがでしたか? 

自分が“いいな”と直感で
選んだアイテムを大切にされ、
毎日気取らずに使えるものに
愛着を持って暮らす。

一つ一つの選ばれた器や
毎日立つキッチンで使う道具たちに、
そんな宇南山さんの心意気を
感じたひとときでした。

背伸びをしすぎなくても、
ちょっとしたエッセンスで
空間が上質に変わる工夫を
私たちも楽しんでみたいですね。


「あの人の暮らしぶり」 

SyuRo 宇南山加子さん編

【第1話】
宇南山加子さんの、かっこよくもあたたかい道具たち

 【第2話】
主役は「料理」。宇南山加子さんが選ぶ器とおもてなしレシピ

 【第3話】
宇南山加子さんが愛用する器とキッチンの道具


著者

rinako honda

家づくりをはじめ暮らし関連コラムの企画・取材・執筆を通して、ていねいな暮らし方を追求中。ほんのひと工夫で、そこで過ごす時間を大切にしたくなるような、インテリアや暮らし方を提案したいです。和の融合したデザインをこよなく愛する食器LOVER。

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