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インタビュー

【あの人の暮らしぶり】宇南山加子さんが愛用する器とキッチンの道具

2016年12月19日更新

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「あの人の暮らしぶり」
SyuRo(シュロ)宇南山加子さん編。
前回は、食卓を上質にしてくれる
炻器(せっき)」の魅力と一緒に、
宇南山さんのおもてなし料理をご紹介しました。

生活のプロダクトデザインを手がけるプロが
毎日使う器やキッチンの道具には、
どんな思いが詰まっているのでしょう。

第3話は、アトリエから数分のところにある
宇南山さんのご自宅に伺って、
宇南山さんが普段から愛用している器や
キッチンの道具を見せていただきました。

愛用されている器やキッチンの道具を通して、
センス溢れる宇南山さんの暮らしぶりが
伝わってきます。

たっぷりの器に囲まれたキッチン空間

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玄関を入って私たちを迎えてくれたのは大きなステンレスキッチン。奥のリビングに通じるこちらの空間には、たくさんの器が置かれた、宇南山さん自作の食器棚も並びます。

ご自宅は、改装する予定だった
知人の物件を、宇南山さんがデザイン・提案し
2LDKから1LDKにリノベーションされたという
まさに宇南山さんの世界観が詰まった空間。
広々としたご自宅では、
時に30人以上のお客様を
おもてなしされることもあるそう。

「器を入れるスペースが欲しくて
棚を自作しました。器の大きさに合わせて
あらかじめサイズを測って作りました。
カウンターのようにも使えて、
リビングとの通路としても優秀。
大皿も入るし、大勢の来客時には器も
取りやすいです。」
(宇南山さん)


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積み重ねてある白い器は、大勢のお客様と楽しまれる際に大活躍のオーバルの皿。岡田直人さんの作品です。

「いつもお皿が足りなくなってしまうので
まとめ買いしたお気に入りの器です。
最初に5枚程度を買って、使いやすかった
ので買い足しました。取り皿として、
オーバルは使いやすいですよ。」
(宇南山さん)

現在20枚程度あるオーバルの皿を、
手の届きやすい棚にレイアウト。

宇南山さんは、つくり手として、
素材やデザインへのこだわりを持ちつつも、
「使う時にもまず“日常使いすること”
をとても大切にして器を選んでいる。」と語ります。

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見せておく器は、石、木、ガラス
といった素材ごとに分けて並べます。
欠けている器にすら、美しさが
感じられるディスプレイでした。

作家さんの作品は、ディスプレイして

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リビングにも、シンプルな棚に
作家さんの器を丁寧に
並べていらっしゃいました。

「実は、特定の好きな作家さんがいる
というわけではないんです。
“あ、いいな”と思ったら、
その都度買い集めます。」
(宇南山さん) 

一つ一つ、ただ並べるのではなく
全体の空気感も大切にされている
宇南山さんの心が表れた空間でした。

宇南山さんの日常使いのアイテムたち

デザインも使い心地も大切にした、お気に入りの器

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(最左より時計回りに)安藤雅信さんのボウル、白い器、吉田直嗣さんの白い小鉢、額賀章夫さんの片口の器、そして、木製の器はストックホルムで購入されたもの。

宇南山さんが買い集められた
お気に入りの多くは、写真のような
陶芸家の吉田直嗣さんや安藤雅信さん、
額賀章夫などの作品でした。
また、北欧のデッドストックなどの器も
お気に入りの一つなのだそうです。

「昔からいろいろな方の個展に
足を運んだり、海外の蚤の市で
探したりと、器は常に探し求めて
集まってしまいます。」(宇南山さん)

日本作家の作品や、海外の古い器の
シンプルで削ぎ落とされたフォルムは、
宇南山さんのデザインされる器と、
どこか共通した美意識を感じます。

手に心地よくフィットする道具は、料理も楽しくする

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これらは、宇南山さんが
キッチンでよく使う道具たち。

中央の「チーズグレーダー」は、
幅広く使いこなしているアイテムなのだとか。

「チーズを削るだけでなく、
冷凍のレモンを薄く削る際などに
とっても使えるんです。
大きすぎず、握りやすい
サイズ感も気に入っています。」
(宇南山さん)

包丁と片手鍋は合羽橋にて購入。
毎日の定番アイテムだそうです。

先の尖った木ベラは、
ご自身の手に合わせて削って
作られたもの。
他にも作家さんの作品や、
プレゼントで頂いたヘラも愛用中。

「自分の手にフィットし、
使い心地が良いキッチン道具を選ぶ。」
宇南山さんから伝わってきたのは
そんなシンプルな考え方でした。

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1950年代のイタリアで販売していたというコーヒーミル。

毎日料理を作るだけでなく、
ゆったりしたひとときにも
こうしたお気に入りアイテムを
取り入れて、キッチンの時間を
充実させている宇南山さん。

小さく手になじむサイズながら
見た目はどこか男性的でクール。
素材感や豆を挽く音など、この
コーヒーミルから触れて感じる
心地良さも、宇南山さんが
好きなポイントだそうです。

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左・合羽橋の釜淺商店で購入した、愛用中の北京鍋。 / 右・料理好きに愛されている「STAUB(ストウブ)」の鋳物ホーロー鍋は黒をチョイス。
 
かっこよく黒で統一された調理道具も
宇南山さんらしい選び方でした。
北京鍋は、茹でる、揚げる、
炒めるなどの様々な調理方法に対応し
宇南山さんが最も使用しているとのこと。
STAUBの鍋はパリのセールで購入されてから
毎日のお料理に欠かせない大切な
アイテムの一つとなっているそうです。

“日常づかい”をとても大切にしている宇南山さん。
宇南山さんが立ち上げた「SyuRo(シュロ)」
の、クールで気取らない、定番使いに
ぴったりの世界観が、毎日愛用する道具にも
たっぷりと詰まっていた気がします。

最終回となる次回は、
宇南山さんのインテリアの作り方
についてご紹介します。
毎日の暮らしを快適にしつつ、
絵になる空間作りのポイントとは?
どうぞお楽しみに。


「あの人の暮らしぶり」

SyuRo 宇南山加子さん編

【第1話】
宇南山加子さんの、かっこよくもあたたかい道具たち

【第2話】
主役は「料理」。宇南山加子さんが選ぶ器とおもてなしレシピ


著者

rinako honda

家づくりをはじめ暮らし関連コラムの企画・取材・執筆を通して、ていねいな暮らし方を追求中。ほんのひと工夫で、そこで過ごす時間を大切にしたくなるような、インテリアや暮らし方を提案したいです。和の融合したデザインをこよなく愛する食器LOVER。

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