会員登録 ログイン ショッピングカート

Today's Story みんなの旅手帖

白ねこオブジェが生まれるまで -バイヤー中井の波佐見探訪-

2016年05月03日更新

  • facebook いいね!
  • Twitterに投稿

BGA11-00-0001-B315_use30

つい先日、波佐見と有田へ
出張に行ってきました。

ちょうど九州の地震の直後でしたので
つくり手さんの状況は大丈夫か
気になっていましたが、幸いにも
みなさんご無事で少しほっとしました。

sen1

長崎県波佐見町の青空。空気が澄み渡っていました。

窯元さんの中には、何日も窯の側から
離れずに、夜は寝ずの当番をされて
いる方もいらっしゃったり、
毎年この時期に開催している陶器市に
お客様が来てくださるかな・・・という声も
ありましたが、SNSなどからも
盛況の様子が伝わってきて
私も嬉しい限りです!

あの「白い動物シリーズ」が生まれるまで

ホトトギスの鳴き声に包まれながら、木漏れ日を抜けると

BGA11-00-0001-B315_use13

さて、出張1日め。
長崎空港に降り立った私は、
当店でも「白い動物シリーズ」などが
ご好評の、senの工房に伺いました。

sen4

長崎空港から車で走ること約50分。
(もちろん頭の中のBGMは
「世界の車窓から」のテーマ曲一択。)

空気の澄み切った波佐見町の一角に、
senのアイテムが生まれている
「やきもの工房 京千」があります。

sen7

ホトトギスの声を聞きながら
木漏れ日の中を抜けていくと・・・

sen5

素敵なギャラリーと工房が見えます。

sen16

改めてですが、senは
「やきもの工房 京千」から生まれたブランド。
長岡千陽さんがデザインをされ、
京千が製造しています。

sen8

私物の白ねこを置いて撮影。お出迎えしてくれている気分になります。

焼きたてほやほや?の白ねこたち

sen9

ギャラリーの中に入ると、
つくり手の長岡千陽さんから
「中井さん、ちょうど良いタイミング
でしたね。白ねこたち、さっき
窯出ししたところなんですよー」
とのお言葉が!

早速現場にお邪魔すると・・・

sen10

大勢いらっしゃいましたー!
ずらりとお行儀良く並んでいますね。

sen11

言葉のチョイス、良いのかどうか
わかりませんが、
まさに焼きたてほやほや。
(軽く触れてみたら、ほんのり
あたたかかったです。)

BGA11-00-0001-B315_use16

もともとこの丸みを帯びた背中まわり、
まるで生きているみたいで
たまらなく愛らしいなーと思っては
いましたが、

sen12

たくさん並んでいると圧巻です。

こんな風に白ねこたちは作られています

BGA11-00-0001-B315_use5

白い動物シリーズがどうやって
作られているのかは、商品ページ
からご覧いただけますが、
今回はもう少し違う角度から
ご紹介したいと思います。

BGA11-00-0001-B315_use4

1点ずつ丁寧に工房で手作りされ、
型を使いながら、たくさんの手間暇を
加えて作られているsenのアイテム。

sen13

工房の奥にお邪魔すると、
棚の上に、白い動物シリーズの
原型がありました。

この原型をもとに、

sen14

こういった「型」を作るんですね。
型自体に細やかな彫りが施されて
います。

波佐見町では分業制が多いため、
原型から作ったり、手間暇のかかる
仕様のものづくりをするのはなかなか
難しいそう。

京千の場合は型作りから全て
一環して自社で行っているので
手間暇を惜しまないものづくりが
実現できるのだそうです。

sen15

型に生地を流し込んでから
型から外し、乾燥中の様子。
これから焼かれにゆきます。

BGA11-00-0001-B315_use6

ちなみに、工房に入ると、
しんとした空間に
「チリッ チリッ」という
やさしい高音が響いていました。

これは、貫入(かんにゅう)と呼ばれる
焼き物が冷めていく時に入るヒビの音。

BGA11-00-0001-B315_use27

白い動物シリーズには貫入は入って
ないのですが、ちょうど他のアイテム
が焼き上がった頃だったので
聞くことができました。

焼き物の世界ではよくある音なのですが、
ちょっと神秘的な音で素敵でしたよ。

BGA11-00-0001-B315_use10

どの動物もシュールな顔つき。
あと、質感や色合いに、
焼き物ならではの良さが出ているな
と思います。
ムラがありあたたかみのある
色合いも絶妙です。

BGA11-00-0001-B315_use22

お三方が並ぶと、密談している
ようにも見えますね。

sen17

工房の前で、長岡さんと、
黒ネコちゃん。
まるでジブリの世界のようです。

BGA11-00-0001-B315_use15

手仕事の魅力がつまった一品。
お部屋にゆるくてあたたかな雰囲気を
もたらしてくれるオブジェです。

著者

中井明香

いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。

関連記事

新着コラム

新着コラム一覧