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TERAI craftment - 人と帽子が出会いつながっていく物語を生み出す -

TERAI craftmentの帽子からは、程よく力が抜けた雰囲気が漂っています。
シンプルなのに、緻密に計算しつくされた帽子は、今まで帽子をかぶる事に抵抗のある人をも虜にするものでした。

アウトドアの機能性とエレガントさが融合 - Town Diver Hat

アウトドアの機能性とエレガントさが融合 - Town Diver Hat

鹿革の紐が通った帽子自体は、一見アウトドアっぽいのですが、素材がエレガントな雰囲気。
男性でもかぶれるように、と計算されたつばの幅は絶妙です。

天然素材の色味が自然との調和をもたらす - Stranger Hat

天然素材の色味が自然との調和をもたらす - Stranger Hat

一般の帽子より高さがあり、同色のリボンテープが巻かれたさりげない一品。
くるっと丸めて鞄にしまっても帽子のトップに入れたプラコードによってかぶる時は形が元に戻ります。
中折れ帽子のかたちをパターンに取り入れているので、てっぺん部分を少しくぼませるように整えてかぶるとより綺麗に見えるシルエットです。

【インタビュー】すでに誰かが作っているテイストと同じものを 自分がやってもしょうがない

すでに誰かが作っているテイストと同じものを、自分がやってもしょうがない

武市さんは、10年以上、国内アパレルの様々なブランドの帽子製造に企画営業・職人として携わった後、2014年に自身のブランド「TERAI craftment」を立ち上げた、いわば経験豊富な帽子デザイナー。

個人的に、帽子ブランドのデザイナーから生まれる帽子は、デザインの主張が強く、かぶりこなせないイメージがありました。
でも武市さんの生み出す帽子は、そんなイメージを覆すのに十分なもので、非常にかぶりやすく、そしてシンプルで華やか。一見、まったく逆の意味を持つ言葉だけれども、その言葉がしっくりとくる帽子たちでした。

静かに、でも確実に主張をするこの帽子たちが、どのようにして生まれたのかを、武市さん自身に聞いてみました。

「何とか手に取ってもらいやすい帽子を」と考え続けた結果、生まれてきた帽子たち

バイヤー楠(以下楠):私が初めて武市さんにお会いしたのは、昨年末。
その時に見せてもらったブランドのイメージビジュアルは、文字も縦書きで、独特の世界観がありました。
実際、商品はマニッシュなテイストの帽子が多かった印象でしたが、最近生まれた新作は女性向けのデザインが増えているように感じます。
武市さんのなかで、何か気持ちの変化があったのですか?

武市さん:そうなんです。今、もっとこうしたいっていうデザインに対する欲がすごく出てきていて。
今までは帽子は洋服ありきって考えでしたが、帽子から主張したいと考えるようになってきているんです。

楠:それってデザインに対する考え方が大きくかわりますよね。

武市さん:はい。一番大きなきっかけは百貨店での催事に参加したことでした。そこで自分の帽子を手に取った方が、帽子に求めている事をダイレクトに聞けたんです。
洋服に合わせやすい帽子をつくり続けていくというスタンスは変わらないのですが、お客様の話しを聞いているうちに、そこにプラスして、かぶる人が「今日なんだか私、楽しい!!」と思えるようなワクワクする要素を足していきたくなったんです。

楠:今まで主力だった男性向けのアイテムに加え、百貨店に足を運ぶ女性のお客様とコミュニケーションを重ねたことで、お客様のニーズを把握し、帽子のバリエーションも増えていったのですね。

武市さん:はい。このベレー帽はまさにお客様とのコミュニケーションが無いと、作ろうと思っていなかったかもしれない。実際にベレー帽を手に取って、こんな感じで帽子ってかぶればいいんだ、いつもの自分と違う気がする、楽しい!!というお客様が沢山いて。
その出会いが大きかったですね。

確かに帽子は取り入れるのが難しい、いわば「ハードルの高いファッションアイテム」というイメージ。
ハードルが高いからこそ、手を出しにくい印象を持つ方も多いはず。
そんなお客様が、自分のデザインした帽子がきっかけで、コーディネートの中に帽子を取り入れていく様子は、デザイナーにとっては、たまらない光景かもしれません。

ありそうでなかった絶妙なデザイン

楠:実は私も普段、帽子を全くかぶらないので、帽子においては素人なんです。武市さんの帽子をご紹介するうえで、どこがポイントなのか、もう少し掘り下げたいのですが。

武市さん:私も長年、帽子のデザイナーとしてやってきましたが、自分自身は帽子をかぶったことはなかったんです。
帽子の難しさはわかります。だからこそ、何とか手に取ってもらいやすい帽子をというのはすごく考えました。ビジュアルとして力がある「型入れの帽子」みたいに、世の中にすでに誰かが作っているテイストを自分がやってもしょうがないと思っているんです。
「人と帽子」が出会う瞬間により多く立ち合いたいと思って帽子を作り続けています。

楠:実際に催事でお客様と自分の帽子が出会う瞬間を目にされたからこそ、武市さんの気持ちに変化が生まれたのだと思いますが、お客様からは、どんなご意見があったんですか?

武市さん:この帽子、ありそうでないねと言ってくださる方はとても多かったですね。例えば、芯の入った中折れ帽みたいな成型帽子って、おしゃれ上級者向けのイメージですし、チューリップハットのようなカジュアルな帽子は普段使いには難しい。
このブランドはその中間なのかなと。

それを聞いて少し納得。
確かにインタビュー時に持参してもらった「タウンダイバーハット」をとっても、ありそうでなかったポイントは満載でした。

武市さん:よく見ると普通のハットよりも高さを持たせてあり、アウトドアのものとは違いを出しています。先が少し尖っている、ツバに縁を付けてひらひらさせている等、一見気付かないような細かな調整をいろいろとやっているんです。

帽子自体は一見、アウトドアっぽいのですが、素材がエレガントな雰囲気なので、アウトドア過ぎない。それにより、気張らずにかぶれるのに、おしゃれなアイテムとして成立する帽子に仕上げているのですね。「ありそうでなかった帽子」とは、こういう事なのかも知れません。

帽子をおしゃれにかぶるには

楠:普段、帽子をかぶらない私でも、この帽子ならかぶってみたいと
思わされました。実際にかぶる時、おしゃれに見えるコツってありますか?

武市さん:どんな人でも簡単にかぶれるようにと思ってデザインをしています。それだけでサマになるようになっているんです。

リボンテープが巻かれたストレンジャーハットは、トップにプラコードが入っているので、折りたたんでいても広げると、自然と形が整います。

「普段はメガネをかけているので、帽子をかぶるとくどくなる気がする」という理由で、帽子を持っていない新人バイヤーの畠田もレクチャーに参加しました。

「シンプルだけど、実際にかぶると全く印象が違いますね。
これなら私でもかぶれます!!」と彼女も帽子デビューするようです。

レクチャー中、「帽子をかぶる時は、前髪をどうすればいいですか?」
と聞いたところ、前髪を流す方向と、逆の方向に少しだけ帽子をかたむけると、バランスよく収まるのだそう。

今回、実際にレクチャーを受けてみて、帽子を取り入れることにハードルが無くなりました。武市さんの帽子は程よく力が抜けた雰囲気。
デザイン主張よりも緻密な計算ありきだから、取り入れてみたいと思ったのかもしれません。

帽子をかぶる事により、頑張っている感が出るのが帽子への大きなハードルの一つだったのですが、それが払拭された感じでした。

武市さんの帽子の詳細と、かぶり方レクチャーは商品ページで詳しくご紹介しています。そちらも合わせてご覧ください。

余談ですが、インタビューを終えて雑談していた時に、奥田民生が好きとおっしゃっていた武市さん。
あえてこぶしを突き上げずにロックし続ける彼のスタンスと、武市さんの「シンプルに見えて、緻密に計算(デザイン)しつくされた帽子」には、どこか共通点があるような気がしました。

武市 曉

[Profile]武市 曉 たけいち・あき

多摩美術大学工芸学科卒業。
メーカー勤務を経て、国内アパレルの様々なブランドのOEM・ODM帽子製造に企画営業・職人として関わる。
2014年に日本の製帽技術を活かした帽子ブランド TEARIcraftment を立ち上げ、帽子の企画・製造を行う。
不定期に吹きガラス器の作家としても活動中。

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