台東ファッションザッカセレクション

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メーカーの実力は細部に宿る

OEM(相手方ブランド生産)では、厳しいコスト管理がメーカーに求められます。製造工程でひと手間かけたい、ワンランク上の材料を使いたいとメーカーが希望しても、価格と折り合いがつかず、あきらめざるをえない。ファッション雑貨の開発現場では、そんなケースがよくあります。
しかし、ファクトリーブランド(OEMメーカーの自社製品)であれば、メーカーの裁量の余地がふえ、ある意味、コストを度外視した商品でも作ることができます。このコーナーでは、当店の人気アイテムの中から、特に高度な技術が盛り込まれた商品をピックアップしました。

バッグづくりのスゴ技

まとめ縫い

このバッグは、肉厚の革を使っているのに角張ったところがなく、柔和な印象になっているでしょう。これは「まとめ縫い」という技法のおかげです。底面にボリューム感を出すため、3枚の革を重ね合わせ、ミシンで縫いながら成形しています。これだけの厚さの革をふっくらと縫い合わせるのはかなり難しいんですよ。手作業で磨いたコバ(革の断面)も見てもらえるとうれしいですね。

3層型押し

この迷彩柄のレザーはプリントではなく、型押しの牛革というところがミソです。3層の革が重なっているように見えますが、実際は1枚の革です。革の凹凸によって迷彩に見えるように工夫しました。3種類の型を用い、プレス機で成型するわけですが、革の状態に仕上がりが大きく左右されるため、革を知り尽くした熟練職人が社内にいなければできない、オンリーワンの技術です。

革靴づくりのスゴ技

出し縫い

この商品で見てほしいのはアッパーとソールを接合する「出し縫い」の部分です。太い糸で縫い目が外に見えるように縫ってありますよね。出し縫いは熟練した職人にしかできない作業で、接着剤で接合する方法よりも、ソールが剥離(はくり)しにくく、ソール交換をしやすいメリットがあります。この価格帯の、しかもレディスシューズで、出し縫いを採用している商品はかなり少ないと思いますよ。

内ハギのないアッパー

ふだん目につかないところまで気を配るのが弊社のポリシーです。このパンプスの見どころは、アッパーの土踏まず部分。一枚革をぜいたくに使い、内ハギ(サイドシーム)をなくしてあります。一般的なパンプスは、設計上の制約があり、土踏まず付近で革を縫い合わせます。パンプスは革の表面積(レンジ)が少ない、だからこそ細部まできれい見せたい。そんな職人の心意気がこの部分にあらわれています。

ダブルマッケイ

弊社のワークシューズが目指しているのは、コストパフォーマンスの高さ。海外の有名ブランドと同等の素材と履き心地を実現しながら値ごろ感を出すように努力しています。その象徴といえるのが「ダブルマッケイ」という底付けの技法です。インナーソールとアウトソールを特殊なミシンで縫い付け、アウトステッチで仕上げる方法で、グッドイヤー製法よりもコストを抑えながら防水性を確保しています。

オジリナルの木型

うちの靴で自慢したいのは履き心地。アメリカのワークシューズのフォルムに近づけているけど、日本人向けの木型を使っているから足が疲れにくい。シブヤ製靴のポリシーは「まっとうな靴をまっとうな値段で作る」ことだから、オンリーワンの技術はそもそもない。でも靴の内側はすべて合皮ではなく、本物の牛革を使っているし、目に見えないところにも気を配っているところが自慢かな。

ベルトづくりのスゴ技

フランス仕立て

素材に負けない高級感を縫製や仕上げ方で出せるかどうか、これがベルトメーカーの腕の見せ所です。このベルトで注目してほしいのは縁の部分。よく見ると、紺色をした裏面の革を折り返してから縫い合わせてあるのがわかるはずです。これは「フランス仕立て」といって高級腕時計の革ベルトにも使われる技法です。断面が丸みを帯びているので、体への当たりがやわらかいんですよ。

立体メッシュ編み

一般的なメッシュベルトは革ひもを平面に編んであるだけです。このベルトはセンター部分を盛り上げるように編んであります。このため長く使っても編み目が広がりにくく、耐久性があります。この技法は昔からあるものですが、一般品の倍以上のコストがかかるため、他社は敬遠しがちで、専門の職人も少なくなってきました。弊社では日本の技術を残すためにも、こうしたひと手間かかる製品でも積極的に手がけています。

財布・革小物づくりのスゴ技

玉べり仕立て

この財布に使われているイタリアンレザーはもともと靴用で厚みがあるんです。断面(コバ)が露出すると不格好になってしまう。それで「玉べり」という製法を採用しました。これは細いテープ状の革を断面に巻き付け、のせた革のぎりぎり内側を縫っていくという、職人泣かせの技法です。高級ブランド財布では見かけますが、この価格帯の財布では希少だと思います。耐久性があるのもこの製法の利点ですね。

革漉きの技術

シンプルなデザインなのに、上品な雰囲気に仕上がっているのが、この財布の魅力です。秘密は革を漉く技術にあります。革同士が重なる部分やマチの部分は薄く、逆に表革は少し厚みを持たせるようにしてあります。パーツごとに革の厚さをわずかに変えると、完成度が高まるのが財布作りの妙です。ちなみに革には繊維の向きがあり、商品によっては伸びる方向も計算しながら裁断をしなければならないんですよ。

コバ磨き

革の裁断面のことをコバ(切目)といいます。ここを見ると、商品のグレードや作りのていねいさがよくわかります。紳士財布で多いのは、コバ塗りといって顔料を塗り重ねただけの仕上げ方法ですが、弊社の商品は全体の雰囲気にあうように、コバを布でくり返し磨いてつやを出しています。といってもただ磨くだけではだめで、特殊な染料も塗り重ねてあります。こうすることで透明感のある美しい光沢が生まれるのです。

エルクの縫製技術

エルクとはヘラジカのことで、手に吸いつくような、しっとした感触があります。反面、メーカーにとっては実に扱いづらい素材です。厚みが4mmほどあるうえに、やわらかいので、重ねて縫うとミシンの針が暴れて、ミシン目のピッチが狂ってしまうのです。なかでも難易度が高いのが、キーリングの縫製です。弊社では3年以上の経験を積んだスタッフだけがエルクの縫製を担当しています。

帽子づくりのスゴ技

カギ針編み

手編みの、しかも国産のニット帽を量産しているメーカーは弊社くらいではないでしょうか。編むだけなら手芸好きの人でもできますが、要望を加味した試作品をスピーディに作り、編み図に落とし込めるのは、プロじゃないと無理です。このニット帽は細いリネンの糸をロープ状に編み立て、かぎ針編みという方法で編んであります。手編みだと芯材を使わなくても形を保てるので、丸めて携帯することもできるんですよ。

ステッチクローシュ

2mm間隔でミシン目を施したこの帽子は、弊社の象徴ともいえるアイテムです。シルクオーガンジーと芯材となるチュール(ナイロン生地)を10枚ほど重ね、ずれないようにミシンをかけられる職人はいまや希少です。なぜこんな手間がかかることをするのかといえば、帽子にハリ感を出し、ツバの角度をアレンジすることで、多様な帽子の表情を楽しんでいただくため。本物だけが持つ優雅な雰囲気をぜひ体感してみてください。

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