東京生まれのファッション雑貨。台東区周辺の企業による、こだわりの靴・バッグ・財布・ベルト・帽子などを販売します。

atelier65 - 女性らしさと使い心地を両立させたアイテムに -

atelier65は、「出かけるのが楽しくなる」をコンセプトに立ち上がったシューズブランド。女性の憧れ“ヒール”を、履く人のお悩みを解消しながら日常に取り入れることをモットーとしています。今回、デザイナーである久村さんのクリエイターとしての感性と、STYLE STOREの世界観が融合し、素敵なポーチが誕生しました。

シックで大人の雰囲気。日常に“ちょっと特別感”が加わる3種類のポーチ

atelier65/ポーチ

手元を大人っぽく彩る、日常使いにぴったりの革製ポーチ。柔らかい型押しと、フェミニンなカラーバリエーションが特徴で、女性心をくすぐります。STYLE STOREファンの女性をイメージし、ブラック、ピンク、ホワイトの3色展開に。革製品を扱うプロ・久村さんがプロデュースしたデザインは、どれも女性視点での細やかな心配りと、使う人の気持ちに寄り添っています。

【インタビュー】“自分だけ”のカスタマイズができるヒールのブランド

atelier65のデザイナー・久村さんのプロデュースする靴は、上品でクラシカルなデザインに加え、色合いがとっても豊か。仕事でもプライベートでも、歩きやすく女性の足元を美しくする靴が作りたいと願う久村さんに、靴づくりに出会うきっかけと、デザイナーとしての想いを伺ってきました。

靴づくりの原点とは

天野:久村さんの靴づくりのルーツをお聞かせください。
靴を作ろうと思った背景には、何かきっかけがあったのですか?

久村さん:以前は会社員でした。ヒールで足が痛くなった経験があったことや、靴好きが高じて、仕事をしながら靴作りを学べる学校に通うようになったんです。趣味で始めたものの、自分用の靴を履いてみて、足に合った靴であれば足を痛めずにヒールをもっと楽しめることを実感しました。

それからパンプスを作ることに夢中になり、赤坂のギャラリーで友人と開いたハンドメイド靴の個展がこの世界に入ったきっかけでした。しばらくは会社員も続けていたのですが、販売会の仕事が増えてきたのを機に2009年にatelier65のブランドを立ち上げ、台東デザイナーズビレッジに入居しました。その後、上野にアトリエショップをかまえて、今年で4年目になります。

“女性にもっとヒールを楽しんでもらいたい”という想い

天野:OLから靴作りの道へ、一念発起してブランドを立ち上げられた原動力、すごいですね。atelier65の靴づくりのこだわりとは?

久村さん:サイズが小さい方や大きい方は、百貨店でも好きなデザインに出会えず、バリエーションの少なさへのお悩みが多いんです。ヒールを履きたくても、足の疲れや歩きづらさなどからハードルを感じる方もいらっしゃいます。また、履き心地を重視するとデザインや色がない、逆にデザインを重視すると足に合わない、といったことも実際多く、「履きやすさ」と「女性らしいデザイン」が両立したブランドにしたいと思っていました。だから“多くの女性にもっとヒールを楽しんでもらいたい”という想いで、デザインしています。

久村さん:サイズが小さい方や大きい方は、百貨店でも好きなデザインに出会えず、バリエーションの少なさへのお悩みが多いんです。ヒールを履きたくても、足の疲れや歩きづらさなどからハードルを感じる方もいらっしゃいます。また、履き心地を重視するとデザインや色がない、逆にデザインを重視すると足に合わない、といったことも実際多く、「履きやすさ」と「女性らしいデザイン」が両立したブランドにしたいと思っていました。だから“多くの女性にもっとヒールを楽しんでもらいたい”という想いで、デザインしています。

木型の製作、縫製、底付すべて信頼している熟練の職人によるハンドメイドにこだわっています。中敷も、お客様の足に合う仕上がりになるようフィッティング時に調整します。また、軽くて滑りにくい素材の底を使ったり、ストラップのデザインを取り入れたりと機能性も大切にしています。

天野:ふわふわのチャームがとっても可愛いですね!革やデザインの組み合わせで、装いの印象も変わりそうですね。

装いに合わせ、自分だけの愛着ある一足に

久村さん:オーダーメイドの良いところは、自分の足に合う木型をもとに、革やデザインが選べること。革の種類は約50種類ほど、デザインは7種類あり、お客様のお好みでカスタマイズすることができます。チャームで華やかな雰囲気も出せます。ただ、奇抜すぎず、atelier65らしさが出るような、可愛らしさも大切にしています。

天野:おしゃれな加工革が多いですね。台東区は、革の職人さんも多いと伺いましたが、久村さんが靴に使われている革は、普段どうやって選ばれているのでしょう?

久村さん:台東区内は、問屋さんが多く、近くの墨田区にはなめしや染色、加工の工場が点在し、靴の素材集めはこの周辺地域で完結します。仲がいい会社さんには、時々お邪魔して新しいデザインや加工についての情報収集をするときもあります。展示会にも出向き、新作柄、加工技術、製品を実際に見て直感で選ぶことも多いですよ。

天野:久村さんの選ぶ女性らしいデザインと、上質な革で作る靴には、女性のライフスタイルが楽しくなるようなエッセンスを感じます!

久村さん:はい、いつも多くの女性の足元を美しく、出かけるのが楽しくなるようにとの願いを込めています。小さくなった革も上手に利用して、女性が身近に使える小物のデザインも行っています。

天野:今回STYLE STOREでは、大人の女性が毎日愛着の持てる小物を、靴選びや革の加工にこだわりのある久村さんにプロの目線で作っていただけたらと、「ポーチ」のデザインをお願いさせていただきました。色は、STYLE STOREのお客様にフィットした、シックで女性らしい3色に、atelier65らしさも加わってとっても大人っぽい仕上がりになりました。

「それ、どこの?」と聞かれるような、“ちょっと特別”な手元を演出

久村さん:ご依頼を受けた時、作る上でイメージしたのは、上質な雰囲気が出ていて女性らしいこと。お仕事でも、プライベートでも、バッグからパッと出した時に「それ、どこの?」と聞かれるような、シンプルながら他に出会えない個性のあるもの。それがatelier65らしさかなと思います。

天野:型押しのカジュアル感と柔らかい雰囲気が程よくて素敵です!使い心地も良さそうですね。

久村さん:長方形の2つは、atelier65でも使いやすいと評判のサイズにしました。ミニポーチには、日常使いのリップや名刺、カード類などの小物を、大きいポーチには、領収書、通帳、パスポートと、大切なものを入れるのにぴったりです。普段のバッグでもかさばらない薄さです。革がしっかりしているので、角を取って少し丸みをつけ、柔らかい印象にしました。

久村さん:マチありの化粧ポーチには、内側に汚れにくい合皮を使っています。開いて立てたまま中身が見ることができるマチありポーチの便利なところ。シックな雰囲気が出るよう、取っ手のカットの形も数回試作しました。

天野:光沢のあるピンクの型押しと、マットなホワイト、ブラックと、それぞれの革の質感がとても出ていて素敵ですね。ハンドメイドという希少価値と、革を熟知するデザイナーさんが作られたポーチは、なかなか出会えないものです。仕事のシーンだけでなく、お出かけやお買い物などの日常使いに、ぜひたくさんの女性にセットで使っていただきたいです!

久村 かよ

Profile久村 かよひさむら・かよ

大学卒業後、電機メーカーで開発業務の傍ら、靴づくりに魅力を感じ、手製靴製作を学び始める。電機メーカー退職後、アクセサリー製作、革製品リペア業務を経験。その後、百貨店でのイベント参加をきっかけにシューズブランドatelier65を立ち上げる。
現在は上野にアトリエショップをかまえるほか、全国の百貨店催事や個展での受注を中心に活動中。