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    【SHIROKANE】冷たくて柔らかい、錫の魅力を追求したテーブルウェア

    100年後にヴィンテージとなるようなアーティスティックな鋳物を作りたい高田晃一(SHIROKANE- シロカネ -統括ディレクター/常務取締役)

    「伝統を守ることと、伝統産業を守ることは違う」。伊賀焼の窯元を取材した折り、当主から教えられた言葉です。昔の模倣だけでは産業として存続できない。そのことはわかりつつも、社会の急激な変化に対応しきれない――。地方の産地が抱える課題に真っ向から挑む、北陸の若きホープを訪ねてきました。

    溶解炉の扉から漏れ出る、溶けた真鍮のまばゆい光(最上段)。溶けた金属を砂型に流し込む注湯作業の様子(中段右)。溶けた金属は、砂型の内部で固まる(中段左上)。錫の塊。これを溶かし、鋳物にする(中段左下)。炉の中の溶けた金属を鉄の棒でかき混ぜ、不純物を取り除く(最下段)。

    溶解炉の扉から漏れ出る、溶けた真鍮のまばゆい光(最上段)。溶けた金属を砂型に流し込む注湯作業の様子(中段右)。溶けた金属は、砂型の内部で固まる(中段左上)。錫の塊。これを溶かし、鋳物にする(中段左下)。炉の中の溶けた金属を鉄の棒でかき混ぜ、不純物を取り除く(最下段)。

    プロダクトデザインを学んだ後、過酷な建築現場に身を置く

     1100度、660度、230度。これは金属が液体に変わる融点の温度です。1100度は真鍮。660度はアルミニウム、230度は錫(すず)。高田製作所の鋳物工場を訪ねたとき、融解炉の中には溶けた真鍮が満たされていました。鋳物作りの見所は、何といってもドロドロに溶けた金属を型に流し込む「注湯作業」。炉の扉が開くと、黄金色のまばゆい光が一瞬、工場内を照らし出します。
    「弊社の鋳物は、真鍮、アルミ、錫、どの素材も純度を極限まで高めています。不純物は、炉の中に鉄の棒を入れて、人の手で攪拌(かくはん)して取り除きます。ここまで根気強く純度を高めているメーカーは少ないと思いますよ」
     そう話すのは、創業者の孫に当たる高田晃一さん(38歳)。家業とはいえ、博物館の学芸員のように、高岡銅器の歴史や工程をよどみなく解説できるのは、鋳物作りへの情熱があるからこそ。現在、高田さんは常務取締役として、自社ブランドを統括する立場ですが、ここに至るまでには紆余曲折がありました。
     富山県高岡市。かつて加賀藩主が居城したこともあるこの地は、銅器や漆器の産地として栄えてきました。現在でも仏具や銅像、釣鐘といった銅器は高岡が国内生産額の9割以上を占めていますが、販売額は90年代以降、減少し続け、ピーク時の半分以下に落ち込んでいます。高田さんが高田製作所に入社したのは、高岡銅器の業界がすでに低迷していた1998年。関西の美術系大学を卒業し、東京の内装施工会社に1年勤めた後のことでした。
    「いつか家業を継がなければならない。そう思いながらも、高校時代からプロダクトデザイナーになることを目指してきた」という高田さん。その夢よりも、まず建築の世界に身を置くことを優先したのには、理由があります。
    「高田製作所の後継者として、順風満帆な人生を歩んでいる。周囲にそう思われることや、社会人としてしっかりした話し方もできない自分自身が許せませんでした。卒業後の就職先に建築業界を選んだのは、厳しい現場に身を置いてみたいと思ったからです。想像以上の過酷な職場でしたが、このときがむしゃらに働いたことが、いまにつながっています」

    高田さんが入社して初めてデザインしたのは、アルミの建築金物。高級ホテルの浴室内に設置された(最上段)。砂型は使用する前に細部を徹底点検する(中段右)。真鍮やアルミの研磨は、1点1点手作業で行われる(中段左)。砂型に注がれ、赤い色を放つ真鍮(最下段)。

    高田さんが入社して初めてデザインしたのは、アルミの建築金物。高級ホテルの浴室内に設置された(最上段)。砂型は使用する前に細部を徹底点検する(中段右)。真鍮やアルミの研磨は、1点1点手作業で行われる(中段左)。砂型に注がれ、赤い色を放つ真鍮(最下段)。

    職人と真正面から向き合い、社内に新風を呼び込む

     つくり手ブログで紹介されている高田さんのプロフィールだけを見ると、国内外の有名な見本市に次々出展している、スマートなつくり手という印象を受けるかもしれません。しかし、当人にお会いして見えてきたのは、産地の古い体制に風穴を開けようと、孤軍奮闘してきた一人の若者の姿でした。
    「入社して6年目のときに、アルミ鋳物の製品を自分でデザインして、県のコンペに応募しました。グランプリを受賞したのですが、いざ量産化しようとすると、現場の職人から猛反発にあいました」
     そこで高田さんがとった方策は、殴られるのを覚悟で職人たちと向き合い、本音で語り合うこと。建築現場で身を持って学んだやり方がここで効を奏し、徐々に現場の支持を集めていきます。同時に若手だけのチームを結成。終業後に新製品の試作を重ね、2004年に世界最大のインテリア見本市、ミラノ・サローネに業界初の出展をはたします。
    「シロカネという自社ブランドは、このときに作った鋳物のフラワーベース(花瓶)が核となっています。ミラノ・サローネに出展し、イタリアの高級家具メーカーと取引できるようになったおかげで、東京のインテリアショップにも弊社の商品を置いてもらえるようになりました」
     シロカネは、高田さんの祖父が工場を建てた町の名前(白金町)に由来します。そこには「自分のルーツを大切にしたい」という思いが込められています。ブランドのテーマはふたつ。ひとつは記念日に彩りを添えるもの。もうひとつは、プロにも愛用される道具。アクセサリースタンドなどのインテリア雑貨が前者で、テーブルウェアが後者です。
    「シロカネの大半の製品は、私がデザインしています。といっても、自分がデザインしたいものを作っているわけではありません。贈りたい人がいて、その人によろこんでもらいたい思いがあって、作ってあげたいものがあって、それらが融合して形が生まれる。これが私のデザインの流儀です」
     そう語る高田さんには、100年後を見すえた夢があります。
    「伝統とは、技術を発展させて人に伝えていくことです。そのために将来、東京などに高田製作所の工場を建てられたらいいですね。ライブで鋳物作りを見てもらうことで、物作りを目指す若者が少しでも増えればうれしいです。最終目標は、ヴィンテージを作ることです。自分たちがいま作っている製品を、50年後、100年後に美術品として買い戻せるくらい価値あるものに育てていく。それが私の夢であり、使命だと思っています」

    文・写真/フリーライター 菅村大全

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    高田 晃一
    クリエイター
    高田 晃一たかた・こういち

    1973年富山県高岡市生まれ。高校在学中にYMCAデザインコンペに2度入賞。プロダクトデザイナーを目指し、宝塚造形大学プロダクトデザイン科へ入学。卒業後は自らを鍛えるため、東京の内装施工会社に就職。1年間の激務を経て、1998年に高田製作所へ入社。2004年ミラノ・サローネに単独出展。2009年フランスのメゾン・エ・オブジェに「SHIROKANE」を出展。現在は同社の常務取締役として自社ブランドのPRや建築金物のデザインまで幅広く手がける。

    つくり手からのメッセージ

    私たちは富山県高岡市を代表する鋳物メーカーです。創業以来、育んできた高度な鋳造技術と金属加工技術を駆使し、ひとつひとつの製品を心を込めてお作りしています。また、私たちはみなさまのさまざまなご要望にお応えしたOEM製品の製作も行っています。金属を知り尽くした私たちが豊かな経験をもとに、みなさまとご一緒に夢を形にします。まずは、どうぞお気軽にご相談ください。何でも聞いてください。お待ちしています。

    ブランド
    SHIROKANEシロカネ

    富山県高岡市の鋳物メーカー、高田製作所(1947年創業)のオリジナルブランドとして2009年にスタート。純度99.99%以上の錫や真鍮を使い、素材の魅力をいかしたテーブルウェアやインテリア雑貨を展開している。ギフト用品としても人気が高い。


    プロダクツ
    今回のご紹介アイテム

     当店では、シロカネが国内で発表された2010年から、アクセサリースタンドを販売してきました。今回、アトリエカタログの登場にあわせて、新たに8種の商品が仲間に加わりました。
     まず、紹介するのはアクセサリースタンド。これは高田さんが幼いころ、庭にあった木蓮の木がモチーフになっています。最初は実用品としてではなく、アートピースとして製作したものでしたが、「ネックレスやブレスレットをかけるのにぴったり」と女性社員に評判だったため、製品化したそう。素材の錫は粘土のようにやわらかく、手で形を変えることができます。このため、幹や枝をまっすぐに伸ばしたり、あえてくねらせたり、好きな形で飾ることができます。ケヤキでできた台座は、高岡漆器の木地師がろくろで挽いて仕上げたもの。適度なくぼみがもうけてあり、指輪や鍵を置くのに便利です。
     次に紹介するのは、当店初登場となるテーブルウェア6種(ぐいのみ、片口、箸置き)。錫の食器や酒器というと、なじみのない方が大半だと思いますが、「冷菜や冷酒には最適の素材」と高田さんはいいます。
    「錫を食器に使えば、冷たいものがより冷たく食べられます。食材の色が器に反射するので料理が映える効果もあります。サラダや冷菜、刺身、蕎麦などを盛って、お正月や結婚記念日など、ハレの日の食卓で使ってもらえるとうれしいですね。高級料亭でも、シロカネの錫の器が採用されているんですよ」
     古来、錫は酒の味をまろやかにするといわれますが、これは「錫の香りに酒を甘く感じさせる効果があるから」だそう。また、ガラスよりも酒の冷たさがストレートに伝わるので、「手を通じてもおいしさが味わえる」と高田さん。ぐいのみは飲み口が薄くなっており、口当たりもやわらか。片口は液だれしないよう注ぎ口の形を工夫するなど、実用面もよく考えられています。
     世代や性別を感じさせない普遍的なデザインはギフトにぴったり。大切な人へのプレゼントに選べば、相手に贈り物上手とみられること、間違いありません。


    ご紹介した商品の購入はこちらから

    SHIROKANE/ぐいのみ hiro

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    ■価格 :¥5,400(税込)

    ■在庫 :2


    SHIROKANE/木と小鳥のアクセサリースタンド ケヤキ

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    ■価格 :¥5,400(税込)

    ■在庫 :0


    SHIROKANE/アクセサリースタンド りす ケヤキ

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    ■価格 :¥4,536(税込)

    ■在庫 :3


    SHIROKANE/アクセサリースタンド うさぎ ケヤキ

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    ■価格 :¥4,104(税込)

    ■在庫 :3


    SHIROKANE/木と小鳥のアクセサリースタンド ケヤキ 黒色

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    ■価格 :¥5,400(税込)

    ■在庫 :2


    SHIROKANE/くまのナッツプール

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    ■価格 :¥3,240(税込)

    ■在庫 :3


    SHIROKANE/りすのナッツプール

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    ■価格 :¥3,240(税込)

    ■在庫 :1


    SHIROKANE/片口 hiro 1合

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    ■価格 :¥8,640(税込)

    ■在庫 :3


    SHIROKANE/錫のビアカップ キング 300ml

    SHIROKANE/錫のビアカップ キング 300ml

    ■価格 :¥6,480(税込)

    ■在庫 :5


    SHIROKANE/錫のビアカップ クイーン 300ml

    SHIROKANE/錫のビアカップ クイーン 300ml

    ■価格 :¥6,480(税込)

    ■在庫 :4


    SHIROKANE/錫のビアカップ キング・クイーンセット 300ml

    SHIROKANE/錫のビアカップ キング・クイーンセット 300ml

    ■価格 :¥12,960(税込)

    ■在庫 :3


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