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    【6SHiKi】ヴィンテージ織機が生み出す、ハッピーな世界

    「ロクシキの帆布バッグに魅せられて職人を志す若者が増えるとうれしい」バイストン・ブランドマネージャー キタジマモトヒコさん」

    帆布といえば、トートバッグやエコバッグの素材として、私たちになじみのある素材です。その一大産地である岡山県倉敷市では、高品質な国産帆布を次世代に残すべく、さまざまなプロジェクトが行われています。その中心的役割を果たしているのがバイストン。1世紀を超える歴史を持つ倉敷帆布をリデザインしようと試みる、若き作り手を訪ねました。

    倉敷市にあるバイストンの本社兼ショールーム。木造の古い資材倉庫をリノベーションした(最下段)。厳しい表情で綿糸のチェックを行うバイストンの武鑓社長(中段右)。使い込まれた木製のシャトル。これが織機の上を滑り、緯(よこ)糸を通す(中段左下)。織機にかけられるように、経(たて)糸をビーム(大きな糸巻き)に巻く工程(最下段)。

    倉敷市にあるバイストンの本社兼ショールーム。木造の古い資材倉庫をリノベーションした(最下段)。厳しい表情で綿糸のチェックを行うバイストンの武鑓社長(中段右)。使い込まれた木製のシャトル。これが織機の上を滑り、緯(よこ)糸を通す(中段左下)。織機にかけられるように、経(たて)糸をビーム(大きな糸巻き)に巻く工程(最下段)。

    グラフィックデザイナーからもの作りの道へ 日本中の産地を旅して、倉敷帆布と出会う

     「グラフィックデザインの仕事をしていたときから、印刷物よりも印刷所のほうが気になるタイプだったんです」
     自分自身のことをそう語る、キタジマモトヒコさん(34歳)がメーカーで働くことを選んだのは、いまにして思えば当然の成り行きだったのかもしれません。しかし、そこにたどり着くまでは紆余(うよ)曲折がありました。「バイストンに入社する前は、大手のバッグメーカーで別注モデルの企画や営業の仕事をしていました。その仕事を辞めたのは、『ロクシキ』をどんな形でもいいから復活させたいという思いがあったからです」
     ロクシキ(6SHiKi)とは、キタジマさんが東京に移る以前、大阪でグラフィックデザインの仕事をしていたときに友人6人で運営していたギャラリーの名称。本来は、仏教用語(サンスクリット語)で、眼識、耳識、鼻識、舌識、身識、意識の6つの認識(六識)を意味するものですが、「目で見るだけでなく全身でアートを感じてほしい」という願い込められています。
     仕事を辞めたものの、「具体的なことは何も決めていなかった」というキタジマさんは、自分の進むべき道を探して、焼き物や漆器、家具など、地方の産地を訪ねる旅に出ます。「その中で出会ったのが倉敷帆布でした。帆布のバッグなら、前職での経験が生かせるし、帆布をキャンバスにして絵を描くこともできます。自分が探していた仕事は、これだと思いました」
    「仕事は自分で作り出すもの」が持論のキタジマさんは、早速、帆布の生地を買い求め、サンプル作りに取り組みます。そして、バイストンの武鑓篤志(たけやりとくし)社長が上京した際に、それを持って直談判。帆布バッグブランドとして「ロクシキ」を提案します。
    「いきなり会って、こんなバッグを作りたい、入社させてくれというのはむちゃな話かもしれません。幸いにも武鑓社長が若いクリエーターとの仕事に積極的だったので、まずは1年間、外部スタッフとして働かせてもらえることになりました」
     武鑓社長との出会いから、わずか半年後の2009年4月に「ロクシキ」を発表。初対面の若者に新ブランドを任せた、武鑓社長の懐の深さもさることながら、短期間で成果を出さなければならないキタジマさんのプレッシャーも相当なものだったはず。
    「4月の展示会で引き合いがなかったら、いまここにいなかったかもしれません。でも、大手セレクトショップからオーダーが入り、なんとか首がつながりました(笑)」

    製織前に経(たて)糸を整理する「おさ通し」の様子。正確さと根気を要する作業だ。(最上段)。工場の奥まで整然と並んだ織機が一斉に動く様に圧巻される(中段左)。ロクシキのバッグでは先染めした生地を一部使っている(中段右上)。緯(たて)糸をのせたシャトルが左右に高速で動き、生地を織り上げていく(最下段)。

    製織前に経(たて)糸を整理する「おさ通し」の様子。正確さと根気を要する作業だ。(最上段)。工場の奥まで整然と並んだ織機が一斉に動く様に圧巻される(中段左)。ロクシキのバッグでは先染めした生地を一部使っている(中段右上)。緯(たて)糸をのせたシャトルが左右に高速で動き、生地を織り上げていく(最下段)。

    ファクトリーブランドの強みを生かし 新感覚の帆布バッグ作りに取り組む

     従来の帆布バッグブランドは、どちらかというと和の趣を感じさせるものが主流でした。キタジマさんが目指す帆布バッグは、それとは正反対の路線。「20代、30代の若者が気負わずに使える帆布のバッグ」です。
    「わかりやすくいえば、レゴブロックのような、ハッピー感のあるバッグを作りたかった。グラフィックデザインの仕事をしていたので、まず絵(デザイン画)を先に描いてから、生地の発色のよさや手触りから帆布の号数を決めていきました」
     もともと産業資材だった帆布には、1号から11号まで厚さごとに厳密なJIS規格があり、用途も決められていました。キタジマさんが目をつけたのは、体育館の運動マットなどに使われる9号帆布。キタジマさんいわく、「織りの密度は高いが、糸が細いので軽く、手になじみやすい生地」だそうです。
    「ロクシキでは、泥臭さやミリタリー感をあえて排除しました。最近は生地に洗いをかけ、ナチュラルな雰囲気を狙った帆布バッグも見かけますが、そうしたものはほかのブランドに任せればいいと思っています」
      ロクシキの最新作「カラフルシリーズ」を見ると、そのことは一目瞭然(りょうぜん)です。赤、青、緑といった鮮やかな色で染めた糸で生地を織り、裏張りには帆布バッグでは珍しくナイロンが採用されています。
       倉敷帆布に関わりはや3年。キタジマさんは、いま産地で何を思い描いているのでしょうか。
    「生産の現場で働くようになって、職人の姿勢に感銘を受けました。不器用なくらいにまじめ。クオリティーに関して一切妥協しない。偉そうに聞こえるかもしれませんが、そうした職人の地位をもっと上げたい。ロクシキの帆布バッグを手にとって、一緒に働きたいという若者が今後1人でも2人でも増えるとうれしいですね」

    文・写真/フリーライター 菅村大全

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    キタジマモトヒコ
    クリエイター
    キタジマモトヒコ

    1977年佐賀県佐賀市生まれ。市内の高校を卒業後、大阪の大学へ進学。その後、専門学校でグラフィックデザインを学び、大阪のグラフィックデザイン事務所へ入社。2005年に上京。大手バッグメーカーに転職。ミュージシャンやアパレルブランドとのコラボ企画を積極的に仕掛ける。2008年9月からバイストンに関わる。半年後に開かれたファッション展示会で「ロクシキ」を発表。現在はバイストンの東京事務所を拠点に、倉敷と東京を頻繁に行き来している。

    つくり手からのメッセージ

    男女問わず、持った人が、またそれを見た人がハッピー感を感じれる、そんなアイテムを生み出していければと想っています。地場産業の仕事ってなんか楽しそうだなってこれからの若い人達が少しでも感じてくれればうれしいです。

    ブランド
    6SHiKiロクシキ

    バイストンが展開する倉敷帆布のファクトリーブランド。同社のキタジマモトヒコが中心となり、2009年4月にスタート。従来の帆布バッグにありがちな和のテイストやミリタリー感をあえて排し、20代、30代に向けたアクティブなデザインの帆布バッグを打ち出している。


    プロダクツ
    今回のご紹介アイテム

     ロクシキのみならず、バイストンの帆布製品はすべて、1960年代かけて製造された古い「シャトル織機」が使われています。シャトル織機とは、木製のシャトル(杼=ひ)を左右に高速で滑らせ、緯(よこ)糸を通す織機のこと。手機(てばた=手動の織機)に近い構造を持つため、手仕事の風合いのある生地を織ることができます。また、シャトル織機で織った生地の両端には、ヴィンテージジーンズと同じ耳(セルヴィッチ)ができ、これが倉敷帆布の証とされています。
     ロクシキのバッグには、シャトル織機で織られた9号帆布を使用。これにパラフィン(蝋=ろう)を染み込ませることで、撥水性を高めています。鮮やかな発色の生地は、先染めといって糸の段階で染めたもの。色が褪せにくいのも特徴です。
     当店では、ベーシック(Basic)、カラフル(Colorful)、フル(Full)の3シリーズの中から、ショルダー、リュック、トートバッグを中心に7アイテムを厳選しました。中でもおすすめしたいのが、カラフルとフルのシリーズ。
     カラフルは、2010年の新作。先染め・パラフィン加工を施した9号帆布に、汚れにくいナイロンの裏地を組み合わせたシリーズ。水着を入れてビーチに持っていったり、スポーツジム通いに重宝しそうです。トートバッグは、キタジマさんが「北欧のマザーバッグをイメージした」というだけあって、小さなお子さんを持つお母さんにも人気があるそう。大きめのサイズは、小旅行でも役立ちそうです。
     フルは、ロゴマークからファスナー、ストラップの金具まで、生地と同じカラーで統一した斬新なデザインが特徴。一見、ナイロンバッグのようですが、使い込むほど生地がなじみ、風合いが増すところは帆布ならでは。ちなみに某有名セレクトショップでは、フルのメッセンジャーバッグが女性に大人気だとか。モードにもカジュアルなスタイルにも似合う万能バッグです。
     いずれも初回入荷数には限りがあるので、ご注文はどうぞお早めに。


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