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    【COTONA】親しい人にプレゼントしたくなる上質なレザーアイテム

    「一人の生活者として自分が欲しいものを作る。デザイナーの存在は、ぼやけていたほうがいい」

    もの作りにおいて、「時間」は商品の価値を高める重要な要素。手仕事で作られたものがおしなべて工業製品より価格が高いのは、1個を仕上げるのにより多くの時間がかかっているからともいえます。COTONA(コトナ)は、デザイナーと革職人がコンビを組み、焦らず、急がず、スローなペースで育てられてきた雑貨ブランド。今回のアトリエカタログでは、2人のつくり手が進めてきた等身大のもの作りにスポットを当てます。

    コトナのもの作りは、片岡さんが断片的なイメージスケッチをひたすら描くことから始まる(上段)。沢藤さんの手によって試作品が完成したら、徹底的に議論を重ね、カラーバランスや細部の作りをブラッシュアップする(下段)。

    コトナのもの作りは、片岡さんが断片的なイメージスケッチをひたすら描くことから始まる(上段)。沢藤さんの手によって試作品が完成したら、徹底的に議論を重ね、カラーバランスや細部の作りをブラッシュアップする(下段)。

    ご近所へおすそわけしたくなる普通のグッドデザインを作りたい

     ひとくちにクラフト作家といっても、スタイルはさまざまです。焼き物や織物に代表されるように、地域や伝統と密接にかかわりながら活動している人もいれば、趣味がこうじ、プロの道を志す人もいます。今回、取材した2人のつくり手は後者のケース。
     片岡照博さん(30歳)さんは、普段は、都内のデザイン事務所に勤務するデザイナー。都市景観や建築、インテリアなどのデザインを手がける一方、ライフワークとして雑貨のデザインに取り組んでいます。沢藤勉さん(31歳)は、大学時代に趣味として革小物作りを開始。その後、都内の革工房で9年間、修行を積んだクラフトマン。大学の部活仲間だった2人が、雑貨ブランドを立ち上げることになったのは、片岡さんの名刺入れを製作したことがきっかけだったそうです。 「大学を卒業してすぐ、仕事で使う名刺入れを探していました。ところが、都内の有名ショップをめぐっても、手ごろな価格で自分が欲しいと思えるものが見つからなかった」と片岡さん。そこで、自分でデザインした名刺入れを作ってもらおうと、旧友の沢藤さんに依頼。沢藤さんは、「革業界の常識にとらわれない自由な発想」をおもしろいと思い、仕事の合間に製作を引き受けることに。その後、2人は、COTONA(コトナ)という名前で、革小物の新作を毎年数点、発表していきます。
    「コトナという名前は、音の響きで決めました。メイド・イン・ジャパンのブランドだから日本語的な響きがふさわしいと思ったのと、子どもから大人まで異なる世代に幅広く使ってほしいという意味も込められています」(片岡さん)
     コトナのもの作りは、片岡さんが書き起こした図面(型紙)をもとに、沢藤さんが作り上げていきます。「職人が作ったものは、どうしても定番的なデザインになりがち。彼はそれをうまく崩してくれる。中には、絶対に作れないという無理なものもあるが、そこからお互いにすり合わせていき、合致するものができるのが仕事の魅力」と沢藤さん。一方、片岡さんは、「コトナでは、デザイナーの存在は、ぼやけていたほうがいい。普通の消費者、自分が欲しいものを作りたい」と考え、デザインしているそう。ご近所さんへのおすそわけ――コトナのキャッチコピーは、そんな2人の思いがうまくあらわれています。

    デザインが決定したら、沢藤さんが製作を進める。革の裁断から縫製、コバの仕上げまでのすべての工程を一人でこなす。完成した商品は、特注の桐箱に納められる。「桐箱なら再利用できる」というのが片岡さんの考えだ。

    デザインが決定したら、沢藤さんが製作を進める。革の裁断から縫製、コバの仕上げまでのすべての工程を一人でこなす。完成した商品は、特注の桐箱に納められる。「桐箱なら再利用できる」というのが片岡さんの考えだ。

    人とのつながりを生かし、デザインを社会に還元する

     片岡さんがコトナのアイテムをデザインする際に、大切にしていることが2つあります。ひとつは「ストーリー性」です。例えば、虫食い穴のパターンが愛らしいブックカバーは、出版社に務めていた義父の退職記念にデザインしたもの。本の虫(読書好き)がモチーフになっています。もうひとつは、「機能」。その代表例がフタの開閉方法。コトナでは、エクボとデベソという2つの仕組みを採用しています。エクボは、革ヒモを固定するために革に入れた切り込みのこと。デベソの名前は、ギボシ(フタを留める金具)の形に由来します。どちらもフタを閉じる役割を果たすと同時に、デザイン上のアクセントにもなっています。「ビジネスの現場ではスピードが勝負ですが、名刺交換のときに、巻いてある革ヒモをゆっくりと緩めて、名刺入れを出す。そのくらい余裕のある所作ができれば、相手の印象も変わってくるはず」と片岡さん。
     沢藤さんのこだわりは、素材と仕上げにあらわれています。革はイタリア・トスカーナ地方産のヌメ革を使用。植物タンニンでなめされた牛革は、経年変化が大いに楽しめます。革小物では、コバ(革の切断面)の仕上げが、職人の腕の見せ所ですが、「コバは、顔料を塗るより磨いただけのほうが革が生きる」というのが沢藤さんの考え。コバを磨く強さを変えることで、革の縁を淡い感じに表現しているといいます。「縫製は、ミシン縫いが基本ですが、アクセントとして手縫いも取り入れています」。そう語る沢藤さんは、今年3月に革工房を退職。現在、自宅兼アトリエで、自身のブランドの設立準備も進めています。
     今年でブランド設立8年目を迎えるコトナ。沢藤さんの独立を契機に、今後はスピード展開が期待できそうですが、「ものを売るためだけのブランドにはなりたくない」(片岡さん)と、あくまでマイペース。その裏には、インテリア小物と街並みというスケールの異なる世界をデザインしてきた片岡さんの信念があります。
    「コトナでは、人と人を結びつけることを大切にしていきたい。それを趣味に終わらせず、対価を得る仕事にして、社会に還元していきたいと考えています。目指しているのは、生活や人生を楽しくしてくれるライフスタイルブランドです」
     大切なのは、スピードではなく成熟。変化の激しい大都市にありながら、ぶれることのないコトナ流のもの作りに、ブランド作りの原点を垣間見ました。

    文・写真/フリーライター 菅村大全

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    片岡 照博・沢藤 勉
    クリエイター
    片岡 照博かたおか・てるひろ

    1980年東京生まれ。大学・専門学校で建築および都市デザインを学ぶ。現在は都内の色彩計画事務所に勤務するかたわら、たのしライフ創造集団 COTONAを主宰。ジャンルの垣根を越えながら、日常生活に寄りそうデザインを提案している。


    クリエイター
    沢藤 勉さわふじ・つとむ

    1979年東京生まれ。学生時代より独学で革小物製作をはじめる。大学卒業後、都内の革工房に入社。2010年に独立し、現在はCOTONAの革製品の製作を行う一方、自身のブランドを展開している。


    つくり手からのメッセージ

    持ち歩く分だけ、いっしょにいる分だけ、刻一刻と豊かで深い表情が生まれていく革小物。表面にできるツヤやシワは、その一つ一つがかけがえのないストーリーとなります。上質な天然のヌメ革を用いたCOTONAの革小物は、日常生活に寄りそいながら、あなただけの物語をそっと記していきます。

    ブランド
    COTONAコトナ

    デザイナーの片岡照博さんと、革職人の沢藤勉さんの2人が2002年に設立した雑貨ブランド。COTONA(コトナ)というブランド名は、「子どもから大人まで異なる世代が楽しめるように」というつくり手の願いが込められている。ブランドのテーマは、「ご近所さんへのおすそわけ」。親しい人へ自然とプレゼントしたくなるような、シンプルで愛嬌(あいきょう)のあるレザー小物を提案している。


    プロダクツ
    今回のご紹介アイテム

     当店で販売しているコトナのアイテムは6種類(IDケース、クオヴァディスカバー、ブックカバー、カードケース、コンパクトウォレット、パスポートケース)。
     IDケース、クオヴァディスカバー、ブックカバーの3種類は、アトランダムにあいた「虫食い穴」が印象的。遊び心あふれるデザインは、「本の虫(読書好きをあらわす言葉)がカバーまでかじった」というユーモアをあらわしたもの。もともとはブックカバーのためのデザインだったが、ファンが多く、コトナの別アイテムでも採用されるように。カバーの表と裏で穴のパターンが異なるため、本や手帳の表紙を開く際の目印にもなる。
     カードケース、パスポートケースは、「エクボ」がデザイン上のアクセントになったアイテム。エクボは、デザイナーの片岡さんが名付けた呼び名で、ぐるくる巻いた革ひもを留めておく切り込みを指します。あえて革ヒモを使って開け閉めすることで、持ち物への愛着もさらに深まるはず。手のひらの上に軽くおさまるコンパクトウォレットは、革ヒモではなく、デザイナーが「デベソ」と呼ぶ、真ちゅうの金具(ギボシ)でフタを開閉。名刺やカードの大きさをベースにしたスリムなデザインなので、ジーンズの尻ポケットにもすんなりとおさまる。
     いずれのアイテムも素材には、イタリアの高級ヌメ革、「ブッテーロ」を使用。使いはじめは、はりのある光沢感が、使い込むうちに手にやわらかくなじみ、深い色合いへと変化する。オリジナルの桐箱に入れてお届けするので、プレゼントとしてもぴったりだ。

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