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    無駄のない曲線を描くチェア - graf -
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     1993年、デザイナー、プロダクトデザイナー、アーティスト、家具職人、大工、シェフという6人が集まって誕生したgraf(グラフ)。
     スペースデザイン、家具、照明、グラフィック、プロダクトデザイン、映像から食に至るまで「暮らし」を考える6人のクリエイティブユニットがつくり出したチェアは、特別な装飾のないとてもシンプルなかたちをしている。しかし、そのシンプルなチェアが放つ存在感はとても大きい。今週は、世界からも熱い視線を注がれているクリエイティブユニットがつくるgrafの素顔を探ります。
    【目指したのは「少年探偵団」】
    grafのメンバー6人。それぞれ異なるプロが集まってできた最強集団。
    grafのメンバー6人。それぞれ異なるプロが集まってできた最強集団。
    デザイナー・服部氏を中心に、6人のアーティストが集結した。
    デザイナー・服部氏を中心に、6人のアーティストが集結した。
     grafの創立メンバーは6人。代表の服部滋樹氏(デザイナー)は、学生時代には彫刻を学び、現在は空間デザイン、プロデュース、ディレクションなどを担当。プロダクトデザイナーの松井貫氏はプロダクト・グラフィックデザインを主に担当。空間デザインにも携わっている。サンフランシスコ、ロンドンにてアートを学んだアーティストの豊嶋秀樹氏は、grafが運営するギャラリー“graf media gm”の企画のほか、美術館の展示デザインなども行っている。家具職人・荒西浩人氏は京都の家具屋を経て、現在ではオリジナル家具のほか特注家具の製造を担当。工務店を経てきた大工・野沢裕樹氏は、展覧会の展示制作やgrafが手がける物件の内装施工などを担当。家具製作にも携わっている。そして、シェフ・戸倉健二氏はイタリアンをベースに日本の食材を取り入れた独自の発想料理をつくる。

     このように、仕事も経歴もまったく違う6人が出会ったのは、アンティーク家具のリペアの店。同じ店でアルバイトをしていた6人に服部氏が呼びかけ、現在の活動の構想が出来上がったという。
     「“少年探偵団”みたいなものをつくりたいという発想がgrafのもとになっているんです。つまり、いろんなスペシャリストが集まって、ひとつのスタイルを達成していきたい」という服部氏の呼びかけに、全員が賛同した。当初は、各自が昼間は各方面の自分の仕事、夜は起動するためのミーティングと2足のわらじ状態を経て、1993年にユニット“decorative mode no.3”を結成。その後、1998年に大阪の南堀江にショールーム“graf”をオープンさせた。
    ひとつひとつ手づくりされる工房。
    ひとつひとつ手づくりされる工房。
     現在ではこの6人を中心にそれぞれの分野のチームがあり、プロジェクトによってチームごと、あるいはチームとチームが連携して作品を作り上げている。例えば、新しい家具を開発するとしたら、そのデザインを考える人、製造コストを考える人、どう販売するか考える人、アピールの仕方・宣伝の仕方を考える人がいて、それぞれがそれぞれのプロセスにおいて、自分の仕事をする。そこにあるのは、お互いのコミュニケーションである。直接は関わらないけれど、隣にいるメンバーの意見を聞いてみたりする。ものをつくるだけではなく、つくって使う人の手に渡るまでを一貫してデザインしていくことが、grafのものづくりの姿勢である。つくり手だけではない他の視線があるからこそ、実際に使ってみたときに使い心地のいい作品が生まれるのだ。
    【世の中で生き続ける"椅子"を】
    曲線はすべて使い心地に結びついている。座ったときの安定感は抜群。
    曲線はすべて使い心地に結びついている。座ったときの安定感は抜群。
     このgrafの椅子が誕生したのは1999年。以来、今日まで愛され続けている。2005年に発表されたadシリーズの2作目「プランクトンチェア」は、前シリーズのものより座面が1センチ低い。1センチというと、背の高い人には分かりにくいかもしれないが、女性が座ったとき、床と足の距離感が他の椅子とは違い、落ち着くのである。
      実際に初めてこの椅子に座った女性は「見た目は華奢な感じがするのに、座ってみるととっても安定感がある」と言う。背もたれにもたれても、ダラッとせずに、背中が伸びる感じを味わえる。女性には嬉しい、座り姿が美しく見える椅子なのである。
    【シンプルゆえの難しさ】
    どんなコンテクストにも溶け込むシンプルさが嬉しい。
    どんなコンテクストにも溶け込むシンプルさが嬉しい。
     「この椅子で特にこだわったのは座面の曲げのかたち。長時間座っていてもお尻が痛くならないように、座面にカーブをつけています。そして、この座り心地を一番に考えた曲線が、同時にこの椅子のデザインにもなっているわけです」とデザイナーの服部氏。座面と背もたれの木がもたらす、ゆるやかな曲線は、少しノスタルジックでもある。木とスチールというシンプルな素材でつくられているからこそ、長く使っても飽きないし、どんな場にも馴染んでしまう。
      grafが目指すのは、「構造が意匠になる」こと。つまり、使いやすさを考えた構造それ自体がデザインとなること。それを80%まで提供し、残りの20%は手にしたお客様がつくりあげていける余白のあるものを目指している。その椅子を生活の中に取り入れ、実際に座ることによって、新しい視線が生まれ、新しい発見が生まれる。そうやって椅子が生活に浸透していくのである。ダイニングでもワークスペースでも、自分の「生活」の中に取り入れてみて初めて完成するgrafのチェア。シンプルさに隠された存在感の大きさを知ってもらいたい。
     

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