【 お礼状は比較されている 】

Christmas文香 BY いしかわ文香①.jpg


趣味や仕事を通じて知り合ったお相手、
お世話になったお相手に対して、
お礼状を書く習慣が、ある人とない人。

比較されるのは、書く、書かないではなく、

他のお礼状とのクオリティの差が
届け先で比較されるのだと私は思う。

この場合のクオリティというのは、
目に見えるものが上質か否かではなく、

書いた人の、よい資質が
『1枚のお礼状』に表現されているか否か。

先日、白いシンプルな官製ハガキに、
あまり上手ではないけれど
丁寧に書かれた手書き文字で、
その方の感じ方や想いが伝わるお礼状を頂いた。


■シンプルな官製ハガキ → 質実剛健・素朴さ


■上手ではない手書き → 飾らない自己開示力


■感じ方や想い → 感受性、言語能力


その一枚から伝わる印象と、
その人の醸し出す印象が重なり、
人柄そのものがとても記憶に残る経験となった。

『 書かないよりも、書いた方がよい 』

という、考え方もある。

一方で、
『書いたことによってマイナスなイメージが残る可能性』
も視野に入れねばならない。


たとえば、

パソコンで打たれた定型文、

書きなぐりの雑な文字、

名前の漢字間違いなど、

温かい気持ちになりにくい一枚に、
返信する義務感だけを与えられた場合、
それは心通じあうコミュニケーションといえるだろうか?

営業ツールとして『お礼状』を書く場合は尚更のこと、
お礼状は、エントリーシートを出すことと同じで、

勝負のステージはクライアントの手元にある。

ライバルに勝てるお礼状なのか?

もし、ライバルを引き立てるものならば
それは営業ツールとして成立しない。


手紙は、平安の時代から続く、
イメージブランディングのツールです。

その一通から、教養、知識、財力、
美意識、センス、人間力、
自分の存在そのものを伝えるツール。

『書くこと』が、大事なのではなく、
『自分を伝えること』ができているかどうか。

『 書くことの意図は何か? 』がなければ、
それは『 作業 』になってしまう。

シンプルな1枚の官製ハガキのお礼状から、
改めて感じたこと、学んだこと。

大切なことは、
身近な人から教えられるものですね。


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『小さな贅沢があふれる日常』
『一点の曇りもない上質』

小西 敦子
つくり手
小西 敦子
こにし あつこ
プロフィール
印象美プロデューサー  藩政時代から町人の暮らしの中で美意識が育まれてきた城下町・石川県金沢市から、地域の希少資源や美術工芸を活用し『 印象美なモノづくり 』をプロデュースをしています。
それは、『 使う自分が楽しく 』 『 贈られたお相手が嬉しく 』 しかも『 日本の印象が美しくなる 』 そんな作り手の想いがこもった、一点の曇りもないこだわりの作品をお届けします。

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