一座建立(いちざこんりゅう)の心を世界に広めるために

金沢城 桜.jpg

「石川県から、一座建立の心を世界に広める」

その想い実現するために人財教育の仕事に就きました。

私はフリーアナウンサーとして20年以上、
話す仕事に携わってきました。

2000件以上の司会を経験する中で、

規模の小さい、ささやかな祝宴でも、
温かく、心の通い合う集まりもあれば


そうそうたる顔ぶれの列席者が集う、
贅沢で大掛かりな祝宴でも、

白けたムードと緊張感だけが漂う、
そんな集まりもありました。


そこにはどんな違いがあるのでしょうか?


『一座建立』とは、一期一会とともに 
茶道のおもてなしの心を表す言葉 です。

お客様を招くものは、その人を想い、
心を尽くしてもてなそうと工夫し、

招かれるものは、その気持ちに応え、
おもいやりをもってその場を愉しむ。

お互いが相手を尊重し、
同じ時間を和やかに共有し、
心を通わせ、主客一体で座を作る。


つまり、一方通行ではなく、
双方向の思いやりが一座建立。


お客様を招く側の想いが希薄だったり、
招かれる側の姿勢が表面的であれば、

どんなに贅をこらしても、
そこに一座建立は生まれません。


茶道の師はいつも、
『お点前は大事、そして客ぶりも大事』
とおっしゃいます。


もてなす人の心構え・行動も大事だけれど、

客側の、人、モノ、空間に対する心遣い、
知性、教養、それらがあってこその一座建立。

「おもてなし」というと、発信する側の
能動的な想いばかりにとらわれがちですが

受ける側の感受性や、おもいやりがなければ、
どんなおもてなしも一方通行になってしまいます。


またそれは主客の間柄だけに、
通じるものではありません。

たとえば私たちに日常会話は、
「話す人」と「聴く人」がいてこそ成立するもの。

「何を話そう?」「どう話せば伝わるだろう?」
ということは誰もが考えますが

「どう聴こう?」
「どう聴けば、楽しく話してもらえるだろう?」
と考える人は少ないものです。

でも、話し方も、聴き方も両方同じくらいに重要で、
能動、受動、両方のおもいやりを意識し、
自然に実行できる人こそが
真の意味での大人なのではないでしょうか。


石川県に一座建立のこころが浸透すれば
石川県はもっと大人のおもてなしにあふれた、
素敵な街になる。

石川県の小学生は誰もが、
この言葉と意味を知り、意識するようになったら
この街はどう変わるだろう。

美しい日本の言葉・思考が、
石川県から日本へ、
日本から世界へ、

『一座建立いちざこんりゅう』の精神が
世界中に広がれば、

隣人を思いやれる心の種が、
いつの日かこの美しい地球の隅々に
芽ばえる。。

そう心から信じたい。

 
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『小さな贅沢があふれる日常』
『一点の曇りもない上質』

小西 敦子
つくり手
小西 敦子
こにし あつこ
プロフィール
印象美プロデューサー  藩政時代から町人の暮らしの中で美意識が育まれてきた城下町・石川県金沢市から、地域の希少資源や美術工芸を活用し『 印象美なモノづくり 』をプロデュースをしています。
それは、『 使う自分が楽しく 』 『 贈られたお相手が嬉しく 』 しかも『 日本の印象が美しくなる 』 そんな作り手の想いがこもった、一点の曇りもないこだわりの作品をお届けします。

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