“質の高い不揃い” を目指しています

いしかわ文香 最終.jpg

手作りの工芸品は不揃いであるから味わいがある。

でも、完璧を求めて行きつく不揃いと、
手作りであることに甘えた不揃いでは、
同じ不揃いでも“質の高さ”が全く違う。


いしかわ文香の水引は、
8個並べた状態でレイアウトするため、
8個全てが同じ大きさ、形、表情であることが
求められます。

ところが、きれいに8個揃えるのは大層難しい。

こんなにシンプルな結び方が、こんなに難しいなんて!

石川県金沢市という水引文化の街で、
水引を生業にしている作家さんであっても、
同じ大きさ、同じ形、同じ表情を8個、

しかも数をこなすとなると至難の技。

何故なら、水引は色によって固さやシナリなど、
それぞれ質が違うため、同じように結んでも
キュッと小さめになるものもあれば、
少し緩めになるものもあります。

1個1個はキレイでも、8個並べたときに
バラバラでは見映えが悪い。

だから、市場にある水引商品は大概が個包装。

個包装であれば多少の個体差は見分けにくいのです。

これが『いしかわ文香』を始めたときに
最初にぶつかった大きな壁でした。

『水引が足りないーーー』という大問題。

作家さんに800個つくってもらっても、
商品として使えるのは200個以下だったり、

作家さんによっては、『こんなの無理です』と、
辞退された方々も。

そのお気持ち、よくわかります。
簡単に見えることが出来ない事実って
ものすごく苦痛なことです。

一方、果敢に自己成長に向き合い、
安定した精度で作り上げるコツを
身につけた作家さんもいらっしゃいます。

そんな方に出会うと、職人気質というのは
その人の人間性によって研かれるのだと
感じます。

なにしろ、数が作れないため、現在は
予約分でほぼ完売状態の『いしかわ文香ふみこう』

もっと全国の方のお手元に届けられる数を
作れるように、今年3月に
『次世代の水引作家養成講座』を開講。

第1期は30人の応募者から精鋭5人が選ばれ、
養成コースがスタート。

この秋にはその中から1人、
いしかわ文香を任せられるAランクの
水引作家が誕生します。

金沢美術工芸大学の現役学生さんです。


伝統文化を継承しながら、
新しい文化を創る担い手、新しい仲間を
これからも増やし、

近い将来、STYLESTOREマーケットで
全国の皆様にお求めいただけるように、

誤魔化しのない美しい商品を石川県から
世に送り出せるように、これからもがんばります。
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『小さな贅沢があふれる日常』
『一点の曇りもない上質』

小西 敦子
つくり手
小西 敦子
こにし あつこ
プロフィール
印象美プロデューサー  藩政時代から町人の暮らしの中で美意識が育まれてきた城下町・石川県金沢市から、地域の希少資源や美術工芸を活用し『 印象美なモノづくり 』をプロデュースをしています。
それは、『 使う自分が楽しく 』 『 贈られたお相手が嬉しく 』 しかも『 日本の印象が美しくなる 』 そんな作り手の想いがこもった、一点の曇りもないこだわりの作品をお届けします。

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