絽紗 半年間のテストマーケティング終了



2016/10/5~10/11 に日本橋三越本店 本館1階 婦人雑貨売り場にて、絽紗の販売をさせて頂いておりました。
4月にデビュー。6月末、8月末に続き、半年ちょっとで4回目です。
催事としてはちょっとハイペースと感じるところもありましたが、秋冬ものテストマーケティングができていない~、是非お願いします、と急遽やらせて頂きました。

春夏は、絽と紗の涼が受け入れてもらえたし、お客様の声をきいて来年への課題も分かったつもりです。
しかし、秋冬としてはどうなのか?
絽と紗という素材から、どうしても夏のイメージが強い。
シルクはオールシーズンといえど、カシミアを求めている方への遡及は?
など気になることばかり、、さてさて、結果は。。。

予想(不安)的中!!!
あまり良い成績はあげられませんでした。(絶望するほどでもないのですけど。。)
敗因は色々あるのですが、

1.今のままの素材では薄すぎる。
 見た目が寒々しい、そして軽すぎる、という問題が。。実際まけばシルクはあったかいのですけどね、とはいっても購買に至るためには、まず視覚的にお客様の欲求を満たす必要があります。その点で今回の絽紗は不合格!!もっと見た目で「あったかそう」というイメージ(安心感)を持てるようにしなければ なりませんね。

*ちょっと生地が寒々しいんじゃないの??ということで、販売員さんからメイン通路から外されてしまったストールたち。笑



2.染の色がちょっと渋くなりすぎてしまった。
 この辺が女性心が分かっていない点だし、急ぎすぎてしまったところでしょうか。秋だから渋い色のイメージで染を発注してしまいました。ところが、やはり顔周りは明るく見せたいもの。暖色でも洋服に合わせやすい明るい色が必要です。ましてや洋服が落ち着いたトーンの物が多くなればなおさらです。

*売場全体の色のバランスが大切ですね~。


3.ディスプレイの要望をきちんと伝える。
 ディスプレイをこうしたい!だからこういう什器をお願いしたい。
 という当たり前のことができていない、わたし。。。
 メールでお願いで済ませて、事前に電話で確認までとらない、わたし。。。
 接客するにも、視覚的に訴えるにも、トルソーなど必須です。ディスプレイにもっと真剣にならないと。

*これは夏の売場。場所は全く同じ、でも成績は全く違う、笑。トルソーがあるだけでお客様の反応が全然違う。帽子と合わせるのも伝えやすかった。。

大きな敗因要因はこんなところでしょうか。そんな中、得られたこととしては、

・絽紗は、安定的にギフトがでる。
 絽紗という日本の伝統的な着物の素材。
 自分(39歳)の母親世代以上にプレゼントするには安心感があります。

*分かりやすい振袖柄は、外国人の方へのプレゼントに喜ばれます。(こんなの求めていたのよ~なんて声も)柄が日本的で美しい、旅行にもっていくには軽くて便利。英語のパンフレットも一押しになります。笑



・キレイなものには季節問わず心惹かれる。
 落ち着いたもの、シャープなもののなかに、そっと美しい・明るいストールをさりげなく。
 すると、ふと足を止めてお求めいただける、そんなシーンが何度かありました。
 季節などを感じさせず、一瞬にして心を奪う、そんなことが沢山できたらいいな。

*中央のグレーと明るい色の組み合わせはコーディネートしやすく鉄板です。笑
これで、日本橋三越での半年間のテストマーケティングが終了しました。百貨店の顔である1階、かつ売場2面、それを4回も頂いている、普通はそんな機会頂けないのに、テストだなんて言ってよいのか、、、と思います。ただ、その辺もご理解いただいて採用して頂いているわけで、この実践として得られたことを活かし、お客様の感動を産む「絽紗」を目指したいと思います。

先日バイヤーさんとお話させて頂き、来年も絽紗、日本橋三越でやらせて頂きます。
まずは地道なファンづくり。
その為にはお客様に満足いただける高品質なハイセンスな商品をつくらねばですし、その基盤となるのは横正機業場の織りなす白生地と、染屋さんとの密な連携。染屋さんが違うと仕上がりの風合いも違う。ただお客様は「絽紗」としてみているわけなので、その辺を統制とっていきたいですね。
あとは、体制面。商品(品質)管理、在庫管理のフローもしっかりと。計画も!無駄に作ればいいってもんじゃないし、なければチャンスロス(FRの柳井さんが一番嫌うという)だし。今年はテストマーケティングだぁ!と言い聞かせていたので、品種が増えすぎ。汗。結局売場に出せなかったものなどもあります。(それらは新潟三越で出したりしましたが。)継続的発展をするためには、課題が多いということです。

やってみて思ったのは、スタートまでは勢いで何とかなる。笑
スタートしてからの方が断然難しい!!!
でも、やらなきゃ分からないことばかりですので、とても良い経験になりました。
まさに、サブタイトル「五泉の白生地に みらいをのせて ~横野兄弟 100の一歩~」です。(これは某テレビ局の方から頂いた激励メッセージです!!大切にします。)

まだまだ五泉絹織物は知られていないので、これからも地道に取り組んでいきます!

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白生地に、みらいをのせて。
株式会社 横正機業場(YOKOSHO)
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お問合せはこちら

オリジナル絹ストールブランド「絽紗 (ROSHA)」
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全国三大白生地産地として栄える五泉。良質な絹糸を丹念に操って織り上げる絹織物。200年余の間、大切に培われてきた五泉の伝統産業です。水清らかな繊維のまち五泉に伝わる『伝統の技術』と『織りの心』でお客様に感動の華を咲かせる白生地をつくります。
取扱:紗、絽、羽二重、塩瀬、綸子、襟、等

Web : http://yokosho.co.jp

横野 弘征
つくり手
横野 弘征
よこの ひろゆき
プロフィール
㈱横正機業場(YOKOSHO)専務取締役。新潟県五泉市で絹織物白生地製造を行っています。2013年に36歳でシステムエンジニアから兄と共に家業を継承するため転職。『伝統継承と革新への挑戦』がテーマ。製品(素材)の素晴らしさはもちろん、「100年企業」として培ってきた歴史を支えた職人さんこそが最大の商品として魅力を発信していきます。経済産業省認定 ITストラテジスト取得。