音楽を”辞めて”10年くらい経ちました。




正月から今までで大学からの友達や中学校からの友達が家に遊びに来たり、イベント?の打ち上げで10年振りにカラオケに連れて行かれたりと懐かしさを感じることが多くありました。
だけど、カラオケは歌えないし、学生時代の友達は「またスタジオで遊ぼう」というし、中学時代の友達の子供は大きくなっていて、一体いままで自分は何をしていたんだろうということになって『たがや』になる前の空白の期間を振り返っていました。

たがやの前の大半の時間は、実は大学在学中にバンド活動から一人でバンド編成の楽器を多重録音する”宅録”にハマって、デザインの大学を出たのに定職に就けずにいろんなバイトをしながらせっせと録音していました。
趣味のつもりだったけど、チヤホヤしてくれる友達がいたりレコード会社が面白半分に話がしたいと呼んでくれたりして、バイトがキツかったこともありこれで飯が喰えれば…と思うようになりました。
結果的には一切お金には結びつかず、結構な量の残骸が残りました。
そもそも、もともとちまちまギターを弾くのが好きだっただけででバンドなんてやろうと思ってなかったし、音痴で極度のあがり症なので…なるべくして成った結果ですね。
ずるずるやっても仕方ないので”辞めた”と決めた瞬間があって、その後しばらく楽器を触れなくなったのですが、今は趣味でなんとなく楽器を抱えてみたりしています。

久しぶりに録り貯めたものを聴いてますが、2日目でまだ半分くらいです。
”趣味”として見ると相当頑張ったんじゃないでしょうか。…中身は意味不明なものばかりですが。。
個人的には10年分くらいあるので成長具合や趣向の変化が面白いです。…とても人に聴かせられるようなものではありませんが。。
この音源がなくなると僕のおよそ10年が消失してしまうので、これでも自分にとっては相当大事なものなのです。




『たがや』になるまでには、そこから5、6年かかります。
自宅録音を辞めたころ、もう音楽はムリだと思いつつも学生時代の憧れみたいな(他学校の)先輩に誘われてユニットを組んでその人に言われるままベースを弾き、下北や新宿のライブハウスで演奏したり、映像系の専門学校の授業で使う『音源』を録音したりしました。…が、子供が大きくなったとかでその人が実家に帰ってしまいこの活動は終わりました。
この頃にはバイト生活は限界を感じていて、自分でどうやって稼ぐかを考えるようになりました。もともとデザインを仕事にしたかったからそのような大学に行ったはずで、今そうなってないのは足りないからだ!という訳で違う学校ですが通い直しました。
そこで自分の意の向くまま進んで行ったら、デザインではなく金属に出会って、今に至るという感じなのです。
今もたがやの主力である昆虫や動物の作り方である、金属を型どおりに切って曲げるというそのものの授業があって、型や仕上げはその後独自に考えましたが…、たがやはこれを売ってよいかと訊いてはじめたものです。
ここでの出会いは今に通じる重要なものになりました。

たがやのものを作るにつれ、音楽を作っていた頃の感覚でやっているような気になることがよくあります。
アイディアやアレンジや幅みたいなものを求められるような時、あの頃のことが役に立っているかな、と思います。
あの頃はひとりぼっちで寂しくて仕方なかったけど、(独りと言えばそうだけど)人の繋がりを感じる今はあの時の寂しさは感じなくなりました。
たがやは事業登録して7年、フルタイムでの活動をはじめて3月で5年になります。
末永く続けられたらと思います。
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たがや 。
つくり手
たがや 。
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プロフィール
OZONEクラフトマーケット2013 【第2期4Fで出展予定です。】

2010年頃より金属板を切って曲げて動物や虫のオブジェ、アクセサリーをつくっています。隙をついてそうじゃないのもつくってます。もともとは木工とかバンドマン志望だった気がします。2012年よりクラフトフェア等で展示、販売しています。
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